お前はどこに向かっているんだ(真顔
テレワークでWeb会議が多くなった結果、諸々の理由があり録音/再生デバイスを分離しました。
それらしいマイクを買うのが初めてのため、トンチンカンかもしれませんが俺的レビューです。
●BluetoothヘッドセットとPCの相性がよろしくない
テレワークを開始するに当たり、Bluetoothヘッドセット(イヤホン)を購入したわけですが、利用し始めると相性なのか特定環境なのかは不明ですが、BluetoothヘッドセットがPCから切断される事象(切断後5秒程度で再接続する)が発生するようになりました。
PC側のUSB-BTアダプタ変更を行っても変わらなかったため、PC側の性能の問題か(骨董品PCなので)、ソフトの相性(Zoomはほぼ発生なし、WebExではよく発生)かは不明ですが、喋っている最中に起きることもままあり、改善を検討することに。
●分離するためにマイクを別デバイス化
やはりここはマイクとヘッドホンを分離したほうがよいかなと思い、マイクを購入。
本当はヘッドホンも有線にし、フル有線化したいところですが、生来のオーディオオタクの性か、
ヘッドホンをどうせ買うなら気に入った音のATH-AD2000Xが欲しい
↓
PC更新前なのにヘッドホンにそこまで回す金あるかアホウ
という感じで、WI-XB400はヘッドホンとして継続利用し、マイクだけをひとまず有線化することに。
マイクはつぶしが効くようにUSBではなくオーディオインターフェースとセットで購入します。
今回購入したのは高コスパで話題のMPM-1000Jと、ベリンガーのUSBミキサー(Xenyx 302USB)にしました。
ヤマハのAG03がこの手では鉄板のようですが、少々お高くなるのと在庫が不安定過ぎたため候補から除外。
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当然ですがコンデンサマイクのため、ファンタム電源を供給できるオーディオインターフェースが必要です。
PC更新が終わったらヘッドホンも有線化したいなぁ。。。
●付属品等
着弾。
・Xenyx 302USB
本体、マニュアル、ベリンガーステッカー、USB-ACアダプタ、USBケーブル(USB2.0 A-B)が付属します。
302USBは単体のミキサーとしても使用可能なため、PCレスで使用する場合は付属のACアダプタを利用することになります。単なるUSB給電なので、モバイルバッテリーや付属以外のUSB-ACでも動作すると思います(未検証)
本体の背面はUSB端子とシリアル番号のシールのみと非常にシンプル。
・MPM-1000J
何故かJPにシールが貼られていません。日本語マニュアル入っているのに。。。
付属品はマニュアル、スタンド、ショックマウント、ポップガード、キャノンケーブルです。ケーブルは1.5m程度ありそうな感じでした。
ショックマウント経由でスタンドに装着してみた感じはこんな感じです。
少し見づらいですが照明にかざすとダイアフラムを確認することが出来ます。
MPM-1000Jはサイドアドレス型のコンデンサマイクのため、横向きにダイアフラムが装着されています。
●使い心地、音質は?
302USBは「オーディオインターフェースを内蔵したミキサー」 となり、
PCに接続すると再生デバイス・録音デバイスともに「USB Audio CODEC」という名称のデバイスが現れます。
・1系統のマイク入力(ファンタム電源あり(XLR)または3.5mmジャック、ゲイン調整、ロー/ハイ/LR調整、ボリューム調整)
・1系統の調整可能なライン入力orPCからのリターン(中央の赤いボタンで切替可能)
・1系統の調整不可能なライン入力(2-TRACK)
が入力として扱うことができ、
・PCへのオーディオ出力
・1系統のライン出力(MAIN MIX)
・1系統のヘッドホン出力
を出力として持ちます。
配信用ミキサーとして面白いなと思うのがUSBリターン機能です。
PC側で音声出力デバイスとしてこのデバイスを指定し、赤ボタンをON(押し込む)ことにより、「PCの出力音をマイク入力とミックスしてPCに戻す」という事ができます。
ヤマハのAG03なんかも同様のことができるようです。
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302USBが備える複数系統の入出力の流れは以下にあるような通りとなっています。
1点注意としては、PCに出力される音に関しては、本体の「MAIN MIX」ボリュームを経由しない(直前で分岐する)構造となっています。
そのため、PC側でマイク音声を受け取る場合、ミキサー本体での調整はマイクゲインおよびマイクボリュームしか音量を調整できない点に関しては注意が必要です。
また、少しホワイトノイズが大きめのミキサーのようで、マイクゲインを上げると耳につくようになります。
普段の利用ではPCノイズを低減するためかなりマイクゲインを絞っているため、事実上問題はありませんが。
また302USBと以下のようなソフトウェアミキサーを利用することにより、音声の入出力はいろいろと自由に取り扱えるハズですが、まだ試行錯誤中です。。。
MPM-1000Jについては、初めて買う「ちゃんとしたマイク」のため音質についての評価は難しいですが、
・ヘッドセット内蔵マイクよりははるかに高い集音性能
・若干低音より?低音側の量感が豊かな気がする
・302USBのファンタム電源で問題なく動作
という感じ。PCのファンの音を拾いすぎるので、302USBのマイクゲインをかなり絞っている+利用ソフト側でノイズ低減を有効にしている状態です。
ノイズを拾いやすくなったため、少しでも低減させるためにマイクゲインをかなり絞っているのでボイチャをすると音が小さくなったと言われることもしばしば。。。
●目標は概ね達成
最終的にMPM-1000Jはショックマウントに逆さに取り付け、左SPの上に鎮座させることにしました。
この位置、マイクの方向でも問題なく集音するため、使用する分には問題なしです。
問題は・・・Web会議システム等で使用されている音声ビットレートが低すぎて、
ヘッドホン内蔵マイクと音質的な観点ではあんまりアドバンテージはない、という点ですかね。。。
ローカルで録音する分にはまったく問題ないのですが。
また副次的な効果として、WI-XB400がマイク入力を扱わなくなったおかげで、HSP/HFPプロファイルでの接続を行わなくても良くなり、A2DPで接続できるようになりました。
Web会議といえど、A2DPとHSP/HFPとの音質差は歴然で、自分が聞く方の音質については向上することが出来ました。
●まとめ
1万円以内で(この記事を書いている時点では少し値上がりしていますが)マイク+ミキサーの両方を揃えられたので個人的には満足です。
今後はミキサーの音質が気になったらヤマハAG03/06に、またバックグラウンドノイズ低減のために、次期マシンではもう少し静音に気を使ったマシンにしたいと思います。