流石にここまで早期にサービス終了することは想定してなかったですね・・・
2023/2月、サイバーナビの通信モジュールの有効期限が来たので更新しようと思ったら、とんでもない状況になりました。。。
テストしたのは2023/3月とほぼ1年前ですが、
- ●通信モジュール(に入れてるSIM)の有効期限が来たので更新しようとするも、まさかのサ終してた。
- ●通信モジュールだけMVNO SIMを使って延命できないか?と足掻く
- ●(ある程度予測はしてたけど)ダメでした・・・そしてナビ本体の更新へ。
●通信モジュール(に入れてるSIM)の有効期限が来たので更新しようとするも、まさかのサ終してた。
2018年に購入し、3年の付属分が切れたあと2年分を更新したサイバーナビの通信モジュール(ND-DC2)。
2021年に2年更新をしたので、そろそろ切れるから新しいSIMをまた買うか、と思って購入ページにいくとまさかの販売終了。よくよく調べてみると・・・
ドコモ「2026/3月にFOMA(3G)サービス終了するよ!」←まぁわかる
私「ならこのナビは2026年までは使えるかなぁ 何も不満ないし」
パイオニア「ドコモが2026/3月にサービス終了するから、2025/3月に3G回線経由のサービス終了するよ!」
私「なんで1年前に終了すねん」
パイオニア「2025/3にサービス終了するのに合わせて、更新用SIMは在庫限りだよ!ちなみにもう在庫はないから販売終了したよ!」
私「なんでやねん!!!」
なんでやねん。(2回目)
通信モジュールがないと駐車時のセキュリティインフォが送信できないので、なんとかして通信モジュールを使う方法を模索します。
●通信モジュールだけMVNO SIMを使って延命できないか?と足掻く
実はサイバーナビの通信モジュールは、昔からMVNOのSIMを使って通信する方法が割と一部の人には知られていたりします。
ただ、この方法はナビ本体に「通信モジュール設定」のメニューが有ること前提の手法です。私が利用しているCZ901には(というかCZ900以降は)メニューそのものがなく、可能性は低そうな感じがプンプンしますが、一応はAPN書き換えを試してみることに。
まずはAPN書き換えに当たり、ATコマンドの参考情報を更に探します。
ND-DC2はセイコーソリューションズのUSBモデムなのですが、ATコマンドは基本共通?みたいなのでドコモのL-05Aの説明書を参考に作業。
取扱説明書 [L-05A]
https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/support/manual/l05a/L-05A_J_08.pdf
作業マシンはLinux/UNIX系でないとダメなので、VMでUbuntuをサクッと立てて、ESXiのUSBパススルー機能を利用してVMに対してUSB通信モジュールを刺した状態にします。(ESXiはモジュールの製造元の名前がそのまま出るので「Seiko instruments TC-D100」と表示されます)
あとは上記の記事通り作業していきます。私の環境だとND-DC2は /dev/ttyACM0 でした。
minicomに入れたらAT/ATZコマンドを使って正常に通信モジュールと通信できているかを確認し、「OK」と表示されれば正常に通信モジュールが認識できています。
その後「AT+CGDCONT=3,"IP","iijmio.jp"」でスロット3にiijmioのAPNを書き込みます。
書込み後は「AT+CGDCONT?」コマンドを用いて、正常に書き込みできていればOKです。
なお、ND-DC2はどうやらスロット1-2は非表示に設定されているようで、設定内容の確認はできず、また無理やり書き込みしようとしてもエラーが出て書き込みもできません。
おそらくこの1-2番スロットがデフォルトで利用される(純正USIMを利用するときに使われる)APNなのかなと思います。
●(ある程度予測はしてたけど)ダメでした・・・そしてナビ本体の更新へ。
APN書き込みができたので、(通信できない時は設定変更メニューが出ることを期待しつつ)ナビにiijmioのSIMを刺したND-DC2を接続しましたが、残念ながらエラーも出ず通信モジュールは使えませんでした。
既に通信モジュール/SIMは新規で買えず、代替方法もなし。
セキュリティインフォを使うためにはND-DC3を使える環境にするしかありません。
しかしCZ901ではND-DC3を利用する方法はなし・・・
完全に詰みです。方法はただ一つ。ナビの買い替えのみ。
元々2026年に買い替える予定だったので、それが早まったと思うしかない・・・