有線派でしたが、便利さには変えられませんでした。
最近はスマホで音楽を聞く機会も増えてきたので、手持ちイヤホンの1式をMMCX化するべくMMCXリケーブルをIYHしてしまいました。
本記事はIYHしたMMCXケーブルのレビューです。
●再生デバイスの比率
もともと音質重視で有線派でしたが、最近スマホ経由で圧縮音源を作業用BGMに聴く比率が増えており、圧縮音源なら有線だろうがBTだろうが実質ほぼ変わらないやん?
と考えてしまったのが運の尽き、なら無線でいいじゃない?と試行が到達してから、購入までは早かったです。
●機材検討
手持ちのイヤホンを活かすべく、MMCXのリケーブルを検討します。
手持ちのイヤホンは3BA以上なので、可能であればヘッドホンアンプがついている機種が望ましいですね。
1)SHURE RCME-BT2
SHURE ワイヤレス リケーブル BTシリーズ Bluetooth SEシリーズ用 交換ケーブル MMCXコネクター搭載 RMCE-BT2 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: Shure Incorporated
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: エレクトロニクス
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aac、aptX、aptX HD、aptX LLに対応、ヘッドホンアンプ装備。
仕様的には文句なしなのですが、いかんせんお値段がお高め。
予算が許すならこれがベストですね。
2)Fiio RC-BT
aac、aptXにのみ対応、ヘッドホンアンプなし。
お値段はお安めですが、aptX HDには非対応なので注意です。
3)JPRiDE R1
最終的に購入したのがこちら。
aac、aptX、aptX HD、aptX LLに対応、残念ながらヘッドホンアンプは非搭載。
Fiio RC-BTと同価格帯ながら、aptX HDに対応している点がグッド。
この製品はヨドバシ等では取り扱いが無いようで、視聴できなかったのですが
スペックにつられ購入。
●購入、実機
技適番号は電池収納部と思われるパーツに印刷されています。
amazonレビューにはケーブルが長めというものも投稿されていましたが、クソデカヘッドmakoroさんには丁度いい長さなので不満には感じません。
不満点を上げるとすれば、バッテリ部がちょうどケーブルの中間にあるために、
ケーブル全体が後ろに引っ張られてしまうということでしょうか。
操作部が右側なので、もうちょっとサイズを小型化して左側にしてほしかったですね。
それか、このユニットを襟に装着できるようなクリップがほしいです。何か対策できないかな。
無線になったことで、本体の充電時などにケーブル制約が発生することもなく、快適なリスニングが楽しめるようになりました。
カタログ10時間、実測7-8時間程度なので、こちらもXperia Ear Duo同様、充電管理をしていく必要はありますが。
●音質
以下の比較は下記条件で行っています
有線:自作の銀線アンバランス+UE900s
aptX:Xperia Z3+JPRiDE R1+UE900s
aptX HD:Pixel3 XL+JPRiDE R1+UE900s
・aptX
aptX対応デバイスは初めてだったのですが、SBCより多少いい程度でやはり高音低音は情報が欠けている感じがひしひしと感じ取れます。また有線や後述するaptX HDと比べて明らかに音場が狭いです。圧縮音源やyoutubeの視聴ですらわかるレベルなので、aptXは高音質とは呼べないレベルの音質なのだな、と個人的には思いました。
作業用BGMとしては必要十分なのは間違っていないので、音質に拘らないのであれば人によってはギリ許容範囲かな、というところかと。
・aptX HD
いい意味で裏切られたのが、aptX HDでした。
aptXと比較し明らかに広がる音場、小さなスタジオから広いホールに変わったのかと思うレベルで広がります。おそらく高音低音が両方ともかなり広がるためにそう感じるのかもしれません。有線接続と比べると音質は悪いことは悪いのですが、圧縮音源ベースのリスニングでは注意深く聞かないとわからないレベル。
ここまでくるとちょっとLDACを聞いてみたくなりますね。
メインの音楽再生デバイスである骨董品Xperia Z3では、aptXにしか対応していないので、音楽再生デバイスを乗り換えも検討するレベルです。
ただし、ちゃんとしたヘッドホンアンプを搭載していない関係上、UE900sをドライブするにはちょっとパワーが足りないかな?と思うシーンも。この音質を保ったままヘッドホンアンプを追加するには、SHUREに乗り換えるしか無いので、価格を考えれば致し方ないというところです。
・音飛び
aptXで利用していても、やはり混雑した車内を中心に、音飛びが発生するシーンは多少あります。ただ、回りにデバイスがいない(人がいない、当然2.4GHz帯無線LAN利用もなし) 環境でも発生するため、単なる相性の可能性も否定できません。。。
●まとめ
無線になったことで、視聴時に本体との移動制約も受けることなくなり快適に。
しかし、混雑したところでの音飛びやバッテリの管理など、デメリットも有るので一長一短だと思います。
aptX HDは嬉しい誤算で、ここまでの音質であれば圧縮音源ベースのリスニングなら、全て無線でいいのでは、という感想を持っています。
土壇場で対応モデルに変えてよかったです。価格を考えれば大満足ですね。
次買うならSHUREも検討しても良いかも。やっぱりヘッドホンアンプほしい。