前回の最後に濁していましたが、、、
修理したはずのMX Masterが修理後1ヶ月程度で症状再発したため、ついカッとなってMX Master3を購入しました。
- ●修理して1ヶ月で症状再発
- ●もうSmartShiftなしの生活には戻れず、ついカッとなって買う
- ●外観の比較(MX Master初代比)
- ●使用感、Magspeedの感触など
- ●まとめ
- ●おまけ:もう2週間待てばよかった・・・?
●修理して1ヶ月で症状再発
前回の投稿で大手術(ホイールユニットの分解を含む修理)を行い、しばらくは安定してSmartShiftが動作していたのですが、修理して1ヶ月強、またもや切り替わらない事象が再発。
前回の修理時、これで再発するようならもう買い替えしか選択肢がないと考えていたため、再再修理(ラチェットパーツの形状再修正)はするとして、通常使用時のメインマウスとして新たなマウスを調達することに。
●もうSmartShiftなしの生活には戻れず、ついカッとなって買う
タイトルのとおり、MX Masterで5年以上も慣れ親しんだSmartShift。この機能はメイン用マウスとしては必ず欲しい機能だったため、必然的にMX Masterシリーズ、もしくは最新モデルでようやくSmartShiftに対応したMX Anywhere3のいずれかを選択することになりました。
MX Master3/MX Anywhere3では、MAG Speedと呼ばれるMX Master2までに採用されていた機構とは別のものが採用されています。
念のため店頭でラチェットモード時の感触を確かめたあと、そこまで大きな違和感ではなかったため購入と相成りました。(5月半ばに購入)
なお、MX Master3には「for Mac」なるモデルもありますが、購入時に店員さんに聞いたところ「Unifyingレシーバーの付属有無」が差だそうです。たしかにレシーバー単品価格に近い価格差でした。
マウス本体は実は同一で、MacOS以外でも使えるとのこと。
私はレシーバーも欲しかったので通常版を購入。
外箱から内箱を出し、御開帳。
本体及びレシーバーが収められています。
本体の裏には簡易的なインストレーションガイドになっています。剥がして利用しましょう。
付属のレシーバー。モデルナンバー及び技適番号は同じなのですが、製造世代の差なのか、ロゴの変更、飛び出た部分(黒い部分)の色/表面処理変更、技適マークの位置等が変更されています。
今回、特に意味はありませんがPC本体側のレシーバーも新しいものに変更しました。
(MX Masterは今回の付属品である新しいUnifyingレシーバーに接続先を切り替えました)
その他、付属品としてキーボードの広告、説明書、保証書、Logiロゴ付きのTypeA-Cケーブルが付いてきました。A-Cケーブルばかり増えていく・・・
最近保証期間が著しく短くなっているという話ばかり見るロジマウスですが、このモデルは2年でした。
●外観の比較(MX Master初代比)
ということで、既存マウスであるMX Master初代と横に並べて比較していきます。
(MX Master初代は使い込みすぎてテカテカ&汚いのはご容赦ください)
形状は基本、MX Masterシリーズのデザインをそのまま3でも継承しています。
本体のラバー部分のデザイン(サムボタン)が若干変更になっていることと、底面のソール形状と位置が変更になっています。
変更されてはいますが手に持った感じはほぼ同一で、新モデルでもするっと利用できます。
大きな変更としては、サムホイールとサムボタンの配置・デザイン変更です。
世間的にはMX Master3の前後に配置された戻る/進むボタンデザインのほうが好きな人が多いようですが、個人的には親指を動かさなくても戻る/進むが行えるMX Master初代のほうのサムボタンの方が好きですね。
充電ポートもとうとうType-Cに。
充電時間が短時間でも利用できる(1分の充電で3時間利用可能)ようなので、電池はそこそこ持ちそうです。もっとも残量警告出たらMX Master初代に持ち替えてフル充電まで持っていきますが。
●使用感、Magspeedの感触など
・Logicool Optionsについて
2022/6月時点で、最新verの管理ソフトでは、
・Logicool Options+ではMX Masterの管理ができない
・Logicool OptionsではMX Master3の管理ができない
となかなか残念な仕様となっています。
いや、機能的にはほぼ同じマウスなのになんで2つのソフト使わなアカンねん。
●Logicool Options+
●Logicool Options
流石にこれはブチギレ案件ですわ・・・と思っていたところ、1つバージョンを下げると(8.54.161)1つのLogicool Optionsで両方とも管理することができました。
これこれ、これでいいんだよ。
Logicool Options+がMX Masterをサポート次第、乗り換えようと思いますが、それまではこのバージョンを使い続けることにします。ソフトウェアの機能はほぼ同一でしたし。
・新しいホイール機構、MagSpeedについて
MX Master3から新たに搭載されたMagSpeedホイールは、MX Master初代(MX Revolution/MX Master2)に搭載されている「機械式のラチェット機構切り替え」ではなく、磁力を使った切り替えに変更となっています。機械的な要素がないため非常に静かです。
またMX Masterでは金属製ホイールの外周に滑り止めのためのラバーが巻かれていましたが、MX Master3のMagSpeedホイールでは金属のみに変更になっています。この部分はラバーが劣化すると見栄えが悪くなっていたポイントだけに、地味ですが良い改良です。
SmartShftに関して、反応はデフォルトでも悪くありませんが、1段階下げることでほぼ私好みの反応感度になりました。
ちなみにMagSpeed、最初はホイール内にコイルが配置されていて電磁石になっているのかと思っていましたが、マウスのメインスイッチをOFFにしてもラチェット/フリースピンのモードが保持されることから、電磁石ではなく、内部の素材を磁化させている(磁化方向を切り替えている)のかもしれません。
●まとめ
総じてMX Masterシリーズが正当進化したという感じで、大きな違和感もなく乗り換えできました。初代MX Masterの不具合発生機構が機械的な不良なので、その機構そのものがなくなった(MagSpered採用により物理的な機構がなくなった)ので、長期的な利用が期待できそうです。
反面、ラバーの採用箇所が増えたため、経年劣化によるブリーディングでベタベタになるのかなぁとも思います。
カラーリング何でもかまわないので、ツルツルのマウス出してほしいんだけどなぁ。
●おまけ:もう2週間待てばよかった・・・?
快適なMX Master3生活が始まって2週間で・・・後継機種のMX Master 3sが発表。
主な変更点としては静音スイッチの採用、dpiの向上、Log boltへの対応で、デザインは同一、ボタン等の変更もないことから機能的なものもほぼ変わらないと推測。
Logi boltへの対応はちょっと気になるところですが、MX Master初代と同時利用しようとした場合、USBレシーバーが2つ(Unifying/bolt)になること、個人的にはオムロンスイッチのクリック音は嫌いじゃないので*1、特段3sじゃなくてもいいかなという感じ。
これで3が安くなると思うので、そこがちょっと残念かな。
*1:静音化改造として静音スイッチへの物理的交換をする人がいるのは知っている