Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

ちっちゃいけど(性能は)ちっちゃくないよ!(ThinkCentre M75q-1 オレ的レビュー)(追記あり)

 にわかに特定の層に話題だったM715qの後継としてデビューしたM75q-1 Tiny。

M715qが3万ちょいとお安くなっていたので買おうとしたところ、まさかこっちに。

 

以下、実機の写真を交えつつレビューです。

 

 

 

●M715qを買うはずだったのに

ESXiを動かしている鯖がもう5年をゆうに超えて動いているため、

そろそろ更新してやらんとなー DeskMiniで作ってもいいなーと思っていたところに

「ThinkCentre M715qが安い」

という情報を見つけてチェック。夏頃からその存在は知っていたのですが

改めて見てみると最小構成で3万ちょい。えっなにそれそんなに安いの、

これでESXi鯖置き換えりゃいいんじゃね、と思いたち情報収集を開始。

・・・と思っていたのですが、さーて買うかと思った矢先、

・最小構成(3万ちょい)での発注ができなくなる

・後継のM75q-1を発見、かつ35000程度とパーツ差(CPU差)を考えればなんとか差額は納得できるレベルの構成が組める。。。

 

ということもあり、気づいたらポチっていました。

M715q本格検討開始からわずか36時間、完全なる衝動買いです。

 

●購入した構成

購入したのはThinkCentre M75q-1 Tinyです。

www.lenovo.com

「ThinkCentre M75q-1 Tiny:価格.com限定 パフォーマンス」

を選択し、SSDを最小、KB/マウス/スタンド/ネジをオミットし35090円でした。

タイミングによってはクーポンの値引きが拡大して32120円になっているっぽいので

徹底的にコスパを求めるならこのお値段のときに買うほうが良いですね。

 

主なスペックとしては

・Ryzen5 Pro 3400GE (35W,4C8T,Base3.3GHz,Tb4GHz)

・8GB DDR4-2666 SODIMM

・128GB m.2 NVMe SSD

・DPx1,HDMIx1,USB3.1 Gen1 Type-C x1,USB3.1 Gen1 Type-A x2,USB2.0 x3

・蟹GbE

ですかね・詳しくは公式で確認を。今回はM.2構成で頼んでいますが、

SATAトレイが確実に欲しい人はM.2 SSD構成ではなく、1TB HDD+M.2 SSDなしの構成で注文するのが良いでしょう。

(代わりにM.2の固定用ピンが付いてこなくなる可能性がありますが)

 

●追加パーツ

パーツ交換前提で最小構成で購入しているため、追加パーツもチョイス。

・メモリ

年末のAmazonサイバーマンデーセールで、32GBキットがお安く買えてホクホクです。

今回も安心と信頼のCrucial。

速度に関してはRyzen5 3400GE自体はDDR4-2933まで対応していますが、

M75q-1自体が2666までの対応となるため、お安いほうをチョイス。

ちなみに、これは買ってから知ったのですが、先代のM715qではRyzen5 2400Gとの組み合わせで2933MHz駆動出せたとのこと。

M75q-1 TinyはDDR4-2666までになるので、DDR4-3200のメモリのジュールを買うメリットは特にないと思います。

 

SSD

SSDは1TBもあれば十分なので1TBを。こちらは本体の付属パーツ次第のため、

サイバーマンデーで安かったにもかかわらず買えませんでした。

なのでアキバの特価品をゲット。こちらもCrucialです。

最近SSD、CrucialかSanDisk(WD)しか買ってない気がする。。。

SSDに関しては、既存のNUCにこのMX500 を投入、玉突きで余剰発生するMX300 SSD 1TBをESXi用として利用します。

MX500はSLCキャッシュ枯渇時に生じる速度低下がないようなので。(NUCのほうが大容量転送仕掛けることが多いためこっちにMX500を使いたい)

「Crucial MX500 SSD 2TB」をレビュー。18年最新TLC型SATA SSDの3強で最も安価なCrucial MX500シリーズを徹底検証 : 自作とゲームと趣味の日々

我が家のように玉突きしない、かつ速度が欲しいのであれば、

新発売のこれがよいかも。SATAより速いし、NVMeとしては低発熱ですし。

 

 

●着弾

注文してから20日で届きました。

12/617:00頃注文

12/9頃 確認すると12/26発送、1/8到着予定表示

12/20 予定が繰り上がって発送

12/24 国内到着

12/25 国内配達業者(ヤマト運輸)に引き渡し

12/26 到着

KBもオミットしたので小さめの箱でくるのかと思ったら、KB部分は緩衝材がかわりに詰め込まれていました。箱小さくすればいいのに。。。

 

 

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同梱されている小箱にACアダプタとミッキーケーブルが同梱されています。ACアダプタは65W。

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●外観、内部構造

・外観

筐体はNintendo Switchの本体と比較してこんな感じ。

厚みは5インチベイ内蔵ドライブくらいですかね。お弁当箱サイズ。

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背面ポートはこんな感じ。HDMIが標準装備となったことで、追加Optionや変換アダプタを利用せずともHDMIが利用できるようになり利便性アップ。

今回は最小構成のため装備されていないWLANアンテナは一番右側、

RJ45ポートの横に装着されるようです。

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・分解

早速箱から取り出し内部を分解。天板はネジを1本外すだけでオープン可能です。

なお今回はSATAドライブをオミットしていますが、トレイに関しては問題なく付属しました。

ツールレスなのでそのままSSDがマウントできます。

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M.2とメモリは筐体裏側にあります。天板を外した後、底側の外装をスライドすると両スロットがお目見えします。

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またM.2 SSDはネジではなく、クリップのようなパーツで留められています。

 SSDSamsungのPM991というTLCなのかQLCなのかよくわからない、レアなM2.2242 NVMe SSDでした。

また、メモリはSKhynixでした。Twitterを観測している感じ、SKhynix、Samsung、RAMAXELあたりが入っている感じです(19/12上旬に発注したであろう人たちの購入写真)

 

 

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なおダメ元で試してみましたが、M2.SATAには非対応でした。認識すらせず。

・デバイスマネージャ

恒例の。

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●Win10でのベンチマーク結果、消費電力

まずはそのままで電源を投入、Win10でのベンチマーク結果です。

以下ベンチは最小構成(メモリ8GB、128GB SSD)時の結果です。

・CINEBENCHI

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CrystalDiskMark

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・PC Mark 10

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・3DMark

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うん、まぁ低消費電力CPUということで、3400Gと比較すると抑えめって感じの性能ですかね?M.2が以外に優秀。もっと遅いと思ってました。

オフィスやブラウジング等々、マシンパワーをゴリゴリ使用する用途でなければ

必要十分な性能と言えそうです。

・消費電力

消費電力ついてはこんな感じ。簡易ワットチェッカー読みなので誤差があると思いますが参考までに。

アイドル時:28W

フルロード時(CINEBENCHI時):63W、3.58GHzまでブースト

フルロード時(3DMARK時):50-56W

 

なお、ファンの音はフルロード時には流石な音になりますが、それ以外は

環境音にかき消されるレベルです。(デフォルト設定の場合)

Webブラウジング等、APUを全力運転させなければファンの回転数も低いままのため

小型で静かなマシンが欲しい人にはピッタリですね。

 

●ESXi6.7を入れる+ファン設定のカスタマイズ、グリス塗り直し

本来の目的であるESXi鯖への転用のため、SSDを128GB→500GBへひとまず変更し、メモリを8→32GBへと換装します。

(新たに1TBを手に入れたら再換装予定)

またBIOS設定でファン速度/VRAMについてもカスタマイズします。

今回はBetter Thermal Performance、およびVRAMは最小サイズである32MBに設定しました。

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 またCPUグリスが多めという情報を得たので、少しでも熱効率が改善すれば良いと思い、手持ちのシルバーグリスに塗り直すべく、再度御開帳。グリスは多少多めでした。

巷ではスッポンすると評判ですが、熱を少し入れて固定ネジを外したあと少しこじればスッポンはしませんでした。

(というか過去AMDPGAなCPUでスッポンしたことがない人)

ヒートシンクも先代のM715qと比較して大型化しているようですね。

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実は初Ryzenだったりする。初RyzenがAPUでしかもRyzenProの男の人って。。。

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ESXiはカスタムISOを下記を参考にさくっと作成し、USBメモリ経由でインストール。

インストール時はSecure Bootを無効にしてやると問題なくインストールできました。

ESXi-Customizer使ってる関係で署名が無効なのかも。

技術メモメモ: RealtekのNICのドライバーを組み込んだESXi 6.7のカスタムイメージを作成する

vSphere ESXi 6.7でRealtek NICを動かす(ESXi-Custmizer-PS編) - 雑木林

VMware Front Experience: ESXi-Customizer-PS

 

うちの手元では以下のコマンドで実行。(事前にRTL8111用のvibファイルをダウンロードしてファイルをpkgDirに格納)

.\ESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1 -v67 -pkgDir <vib_FILE_DIR>

 SSDを組み込み、出来上がったISOをRufasを使ってUSBメモリに焼いてインストール。

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 起動後vSphere Web Client(Host Client)よりコアと容量を確認し、

問題なく32GBメモリと4C8Tが認識されていることを確認。

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●ESXi6.7利用時の消費電力

VMを2つ(Win2012 R2+Win10 Pro)稼働させているときの消費電力(アイドル時)は15-18Wでした。

Win10をネイティブで入れているときより低いので謎。

インストール中は普通に50Wを超えるので、アイドル時の消費電力が優秀ということにしておきます。

 

結果的にはAPUのTDP35Wということで、まぁ省電力なマシンになりました。

これで8vCPU、32GB RAMはアツい。SSD入れても6万弱で作れています。

我が家は本体35090+メモリ11583+SSD11391の58064円で作れました。

 

vCPU程度あればVMで鯖2-3OSくらいは動かせるので私の用途的には満足。

 

今の所は発熱に関しても大丈夫です。排熱自体はそれなりには温かいですが、

ファンが全速力で回転するレベルではありません。

夏場に熱が追いつかなくなってきたら、それこそパーツをDeskMiniにでも移植しようかな。(7-9月は24時間クーラー入れてるので大丈夫だと思いますが)

 

●追記:M75q-1スペックシート、メンテナンスマニュアル、よもやま

スペックシート、メンテナンスマニュアルのリンクを忘れていたので記載。

https://psref.lenovo.com/syspool/Sys/PDF/ThinkCentre/ThinkCentre_M75q_Tiny/ThinkCentre_M75q_Tiny_Spec.pdf

https://download.lenovo.com/pccbbs/thinkcentre_pdf/m75q-1_hmm.pdf

 

また、95WのACアダプタを使うことにより、さらに性能アップが可能との報告も。

ACアダプタはLenovoのノートPCに使われているものと同一なので、入手は容易ですね。

(もちろん非公式のため動作保証外ですが)

review.kakaku.com

 

●まとめ

32GBメモリと1TB SSDを搭載しても6万弱、SSDをよりレスポンス重視のNVMeに変更しても6万強でいけます。

Win10 Homeとしてそのまま使う場合、このままでも使えないことはないですが

8GB追加+SSDを500GB程度追加or交換してやると、

トータル5万切りもイケルと思うのでかなりコスパはよさそうですこのマシン。

 

長期間、我が家の仮想基盤として頑張っておくれ。