Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

ローエンド端末ってどれくらいの性能なんだろうか。(Moto e6s簡易俺的レビュー)

 せっかくなのでもう1台貰っておきました。

 回線戦略の結果、ローエンド端末を手に入れる機会があったので、どれだけのものかちょっくら試してみるかと使ってみた記事です。

 

 

 

●回線戦略、しましょうか。

先のRedmi Note 9sと同様、docomoから発表されたahamo、auから発表されたpovoを見据えて回線の整理を図るべく、iijmioMNPポートインしました。

www.iijmio.jp

契約処理をしたのは1月。

詳細は後述しますが、もう1ヶ月待ったら良かった。。。

 

 

●ふむ、端末が安いな・・・貰っておくか(その2)。

単にポートインしても良かったのですが、2000円程度で1台ゲットできるのであれば 貰っとくか、程度の感覚でMoto e6sをゲットしました。

ローエンド端末がどんなもんかというのも少し気になってましたし。

www.motorola.co.jp

dime.jp

 

・簡単なスペック

・CPU:MediaTek Helio P22(2GHz x8)

・RAM:2GB

・本体ストレージ:32GB

MicroSD対応

・6.1in 1560x720 HD+

無線LANは2.4GHz帯のみ対応

無線LANが5GHz帯に対応してないのは盲点だった・・・

 

●到着、いつものようにMNPの転入手続き。f:id:makoro2_0:20210122131857j:plain

今回はpovoを見据えてエリア確認を兼ねてauSIMにしました。

help.iijmio.jp

 iijmioはOCNと異なり、開通センタに電話をかけて開通処理になります。

発信元は別の電話番号でもOKです。

 

処理受付のあと、10分程度で切り替わりました。

 

●本体

 

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パッケージはXiaomiと違い、明らかに簡易包装になっています。

ここもコスト低減の一環でしょうね。

 

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ソフトケースに装着された状態のMoto e6sが入っています。

 

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今回はグレーを選択。USBコネクタはMicroUSBなんで、そこもちょっとイケてないですね。Type-Cは裏表がない仕様上、本体側に対応したスイッチチップが必要になるのでそのコスト上昇をきらったのだと思われます。

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充電器は5V1Aの出力を持つシンプルなもの。CPUがそもそもSnapdragonではありませんし、QuickChargeには当然非対応です。MicroUSBのためPDもありません。

 

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その他、付属品はMicroUSBケーブル、イヤホン、SIMピン、説明書、ケース(本体に装着状態で同梱されている)です。基本セットは一通り揃っているので、初めての端末としても使えますね。

 

●使用感

結論から言うと、

・はじめてスマホとして、プリインアプリ+αくらいで使う

・メインスマホを持っている人のサブスマホ

程度であればなんとか使えると思います。

 

・CPUの性能/RAM2GBに関する話

CPU性能はMoto Z2 Playが搭載するSnapdragon625より低め、GPU性能は625より少し高め。なのですが、実際の使用感的に言うと少しMoto Z2 Playより性能低いかな?と感じるシーンが多々あります。感覚的には3年前のミドルレンジ端末あたりと思っていれば概ね外れることはないでしょう。普通にWeb/メール/SNSに使えることは使えますが、ゲーム等の重たい処理はかなり厳しめ。

またAndroid9にはやはり2GBのRAMは少々厳しめで、Android10のNexus6のが3GBでそこそこ快適なことを考えると、3-4GBは必要そう。

先に購入したRedmi Note 9sや、手持ちのPixel3 XLと比べると、明らかに通知トレイの引き出しやアプリの切替時に引っかかりを感じたり、動作が緩慢なシーンが多くのケースで発生します。

いろんなアプリを切り替えて使うようなユーザー向けの端末ではありません。

逆にtwitterをマッタリ見たり、Discordでボイスチャットするぶんには問題ありません。

 

・解像度に関して

ここ数年、久しくFHD以下の端末を使っていなかったせいか、動画やtwitterの画像でもドットピッチが気になる感じです。

人間の目、意外と高性能。。。

ながら見やモバイルデータ回線で見るため常時480p以下です、みたいな状況なら何の問題もないですが、自宅のWiFiにつないで1080pで見たいです!という方には注意が必要です。(というより画面解像度の関係で1080pは設定値として出てきません)

 

●あきらかにこっちのほうが良くないか・・・?

で、この記事を書いている2月後半、またしてもXiaomiから黒船的スマホがリリースされました。

https://www.mi.com/jp/redmi-9t/

定価で17000程度、それでいてSnapdragon662、RAM4GB、2340x1080 FHD+、Type-Cと、お前それほんとにエントリーか?価格設定間違ってない?という感じの端末がリリースされています。

しかもiijmioMNPで購入すると執筆時点(2021/2/21)で110円。

Moto e6s、あらゆる点で負けています。唯一勝っているところはピュアAndroidであるという点のみ。(Redmi 9TはMIUI)

MIUIが受け入れ可能かどうかは個人の感覚によるので、そこが問題なければRedmi 9Tのほうで良いかと思います。

 

・・・MNPするの、1ヶ月待てばよかった。。。

 

なお、そのMotorolaもe6sの後継を発表しており、こちらもCPU強化+メモリ4GBになっています。CPUは相変わらずMediaTekですが。

moto e7 - android smartphone | motorola JP

今から買うならこちらでも良いですね。

 

●まとめ

 購入してからすこしケチがついた感じになってしまいましたが、端末自体はピュアAndroidに近いものが搭載されているため、設定や挙動等は非常に素直です。Pixelシリーズのサブスマホとしても十分に役割を果たしてくれます。

性能的にはやはりエントリーグレードといった感じで、ある程度は割り切りが必要です。ただまぁ、やりたいことができないかと言ったらそうではないので(ゲーム以外)、特定の用途に専念させるサブスマホや、ガラケー/ガラホからのお手頃な乗り換え先としては良いと思います。

・・・まぁ、2021/2月次点で今買うならMoto e6sよりMoto e7sやRedmi 9Tで良いと思います。ほんとにこれが1万円台で買えるの?というレベルのスペックですし。

 

ひとまず、我が家に来たe6sはベッドサイド端末として、単機能用途で使っていくことにしようと思います。