Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

飛行機撮影のさらなる快適さを求めて、秘密兵器導入。(Anker SoundSyncレビュー)

飛行機撮影のときにはほぼ必ずと言っていいレベルで聞いているエアバンド
特にブルー撮影は演技区分、次の演目などを知るため、また演技自体を楽しむためにも
個人的には必須装備なわけです。
今回Xperia Ear Duoを手に入れたことを活かし、レシーバーからイヤホンまでの区間を無線化したところ
なんでもっと早くやらなかったんだ・・・?というレベルの快適装備になりましたのでご紹介を。

また撮影機材増えたのか(アーアーキコエナイ

 

 

●スポッター(個人的)必須装備、エアバンドレシーバとその欠点

シップの離着陸やアプローチ、バンドを変えれば空港内での動きなどをキャッチすることができる
エアバンドを聴ける装備は、飛行機を撮影するうえでかなり重要です。

より重要になるのが航空祭。特にブルーインパルスの演技に関しては
エアバンドをキャッチして得られる情報は多いです。ブルーの場合、動き出してからでは遅いので
エアバンドを聞くことでより撮影のタイミングを絞り込むことができます。

しかしながらレシーバーからは有線イヤホンで聞かねばなりません。
私の場合、CARRY SPEEDが斜めがけストラップという関係上、非常に相性が悪く、
またレンズの手ブレ補正モーターの駆動ノイズが乗ってしまうため、
可能な限り体から離す必要がありました。

手持ちのレシーバーはアイコムのIC-R6。これをなんとかして無線化したい、というのが今回の本題です。

アイコム 広帯域ハンディレシーバー 0.100~1309.995MHz  IC-R6

アイコム 広帯域ハンディレシーバー 0.100~1309.995MHz IC-R6

  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

 アンテナはみんな大好き(?)SRH1230です。基本セットですね。

 


Xperia Ear Duoを用いた、イヤホンケーブルワイヤレス化計画

makoro-folding.hatenablog.jp

自転車ライド用にデュアルリスニングを主目的にして導入したXperia Ear Duo。
これを転用することにより無線化&デュアルリスニングを実現します。

通常の撮影だとイヤホンでも良いのですが、ブルーまで考えるとアナウンス等、周辺の音も聞けるようにしておいたほうが良いという判断です。

送信側として、Anker SoundCoreをチョイス。
サイズは大きいですが、今回の利用法以外でも使えるようAptX HD対応のものをチョイス。

 

 

 

●着弾

 早速開封

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付属品はマニュアル、RCAプラグ⇔3.5MMステレオジャック、ステレオミニプラグケーブル、usbケーブル、TOSLINKケーブル(光デジタル角型)です。

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本体背面は滑り止めを兼ねた?ゴムが付いています。

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本体前面に電源&ペアリングボタン(マルチファンクションボタン)、背面にはUSB、3.5mmジャック(入出力)、TOSLINK IN/OUT、USB充電端子(MicroB)があります。側面には送信モードか樹受信モードかを切り替えるスライドスイッチがあります。

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●ペアリングに関して

www.ankerjapan.com

公式サイトからダウンロードできる取扱説明書の日本語の箇所を読むと、ペアリングモードにするためには「2秒間電源を押し続ける、または2回押す」と記載があります。

しかし英語のセクションを読むと「Press multi-function button twice to enter Bluetooth pairing mode」と記載があり、2回押すという表現だけになっています。

挙動としては英語版のほうが正しく、電源が入っている状態で前面のマルチファンクションボタンを短く2回押すとペアリングモードになります。

 

Xperia Ear Duoは右ユニットのタッチパネルを長押しし、通知LEDが青色の点滅を始めればペアリングモードになります。

 

この状態で2台を近づけておけば、ペアリングが完了します。

 

 

 

●機材構成

 最終的には機材は以下のようになりました。IC-R6の出力がモノラルのため、ステレオ変換プラグを経由して接続。

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3.5ステレオ→3.5モノラル変換アダプタ

3.5ステレオ→3.5モノラル変換アダプタ

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

IC-R6→モノラル/ステレオ変換→Anker SoundCore→Xperia Ear Duoという順に音が流れていきます。
 

●使用感

非常に快適です。何故やらなかったのか今でも不思議なくらい。もう戻れない。

以下、使用感を箇条書きにすると以下の通り。

・煩わしいケーブルが無いので、Carry Speedのストラップと干渉しない

・デュアルリスニングのおかげで、航空祭のアナウンスとセットで楽しめる

・IC-R6をポケットにも入れる必要がないため、受信状況がよいところに置いておける

・同様の理由で、レンズのモーターノイズを拾ってしまうことがない

・IC-R6とSoundCoreはお互いに干渉することを避けるため、ケーブルの許す限り離して利用すると良い

Xperia Ear Duoは3-3.5hでバッテリ切れ&充電に20-30分程度かかるので、バッテリマネジメントに注意

・SoundCore自体は6時間程度の稼働なら難なく可能

 

なお、AnkerのSound Coreは同時に2台のイヤホンに対して音声を送信できますが、

2台同時に利用しようとすると、突然片方が利用できなくなったりとあまり使い勝手はよくありませんでした。

個人的にはイヤホンは1台で利用をおすすめします。

 HNDスポッター、基地航空祭、OKAスポッターと昨年は修行がてらいろんな飛行機を撮りに出かけましたが、後半はもっぱら撮影の相棒となっています。

よい。よいですぞ。