体型も言動もスマートじゃない人がスマートデバイスなんてものを使ってみた。
前から少し気になっていたスマートキー、気にはなっていましたが購入するまではいかなかったのですが、とある理由により購入・半年近く使用したので俺的レビューです。
●初夢で見た恐ろしくリアルな夢
2020の初夢が、汗だくで起きるくらいにはリアルでした。
・勤務先から客先へ移動する(移動する客先は実在する某社、過去実際に行ったことあり)
・移動中に普段持ち歩いているポーターのブリーフケースを紛失
・客先への移動中に気づき、半泣きになりながら必死に探す
・見つかって泣きながら笑っているところで汗だくで目が覚める(2020/1/2)
と気持ち悪いリアルさでした。
【夢占い】探し物をする夢・人を探す夢の意味とは? | 心理学ラボ
夢占いだと大切な何かを探し、無事に手に入れるという感じですが、
流石にリアルすぎて夢見が悪いので、紛失対策を検討することに。
●流石に夢見が悪いので対策を検討
カバンや鍵の紛失をエンジニアらしくテクノロジーで解決しよう、ということで
昨今流行りの「スマートタグ」なるもので対策を検討します。
基本的にはどのスマートタグもBluetooth Smartでスマホと連携し、
紛失防止や紛失した際の発見の助けとなるような機能を持っています。
これを今回導入し、紛失対策とします。
●検討したスマートタグ
ひとくちにスマートタグと言っても、電池の交換要不要、大きさ、形状など様々なタイプがあります。
個人的には長く使いたいので電池交換式、複数につける事を考えて低コストであることが望ましいです。
特徴:カメラのシャッターが切れる、タグからスマホを鳴らすなどの機能あり
Tile Mate(電池交換版) 探し物/スマホが見つかる 紛失防止 日米シェアNo.1 スマートスピーカー対応[Works with Alexa認定製品]【日本正規代理店品】 EC-13001-AP
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: エレクトロニクス
特徴:後述の取り組みあり、タグからスマホを鳴らす機能あり
特徴:電池交換不可、ボタンなし?、保険サービスあり
●購入
最終的にビックカメラで安売りをしていたこともあり、Tileにしました。
電池交換式で1000円はかなり魅力だった。
年明けに購入して1月から運用開始。
運用開始。 pic.twitter.com/Xnr08Td71U
— makoro_activity.log (@makoro_br9) 2020年1月24日
●開梱、設定
安かったこともあり、2つ購入しました。車の鍵用にもう1つ買っても良かったかも。
早速開封していきます。
電池はCR1632。我が家はレガシィのスマートキーの予備電池としてCR1632は常に1個以上ストックがあるので、電池交換時もすぐに交換できそうです。
早速設定。Google PlayからTileアプリをダウンロードし、
アカウントの開設とTile登録処理を行います。
公式アプリからTileと互換のある他製品も登録できるようですね。
当然といえば当然ですが、Bluetoothと位置情報へのアクセスをアプリに許可してやる必要があります。登録はFacebookかメールアドレスで行います。
登録するTile(今回はMate)を選択し、Tileの電源を入れてスマホに近づけます。
これで登録は完了です。アプリの指示通り進めていけば数分で終わります。
●使い勝手
スマートタグとスマホが接続されているとこのような画面になります。
ここで「探す」ボタンを押すことで、当該のTileの音が鳴ります。
なお接続されていない場合、「このTileは接続圏内にありません」と表示されます。
この場合、ボタンの表示は「見つかったら通知」という表示に変更され、最後に検知した位置情報とともに表示されます。
Tileは無料アカウントの場合、スマホとTileの間が一定以上離れても特に通知等は行われません。通知機能を利用するためにはプレミアサービスの「Tile Premium」の利用が必要です。
ワタシ的にはカバンからスマホが離れることもそこそこ多いため、通知はなくても良いかなと思っています。(勤務中の休憩時間や昼休みなどはカバンなんて持って出かけませんし)
「見つかったら通知」ボタンを押すことにより、Tileユーザー間で捜索するモードとなり、自分、もしくは他のTileユーザーが紛失したスマートタグの電波をキャッチすると持ち主に通知されます。
アプリ上でロケーション履歴を表示すると、「最後にTileを検知したスマホの位置」が表示されます。
過去の履歴を確認するにはこちらもTile Premiumの加入が必要です。
また、デフォルトではTileのボタンを2回連続で押すと、接続されているスマホが鳴動します(マナーモードでも音が鳴ります)
この機能はアプリ上で変更可能です。(デフォルトでは有効)
私はカバンに入れているタグに関しては間違って押すことを避けるため無効に設定しています。
また詳細タブより、アクティベートした日やカテゴリ、Tileの譲渡に使えるメニュー(Tileを転送)があります。(これは1月時点でのスクリーンショットですが、今確認したら「Tileを譲渡」とストレートなメニューに変わっていました。。。)
●複数のスマホと紐付けられる?
紐付けは可能です。複数スマホで同一アカウントにログインするだけです。
TileタグはBluetooth Smartの特性上、どちらかのスマホにしか接続できないため、
接続されていない方のスマホからタグの情報を確認すると以下のようにアカウント名(メールアドレス)が表示されます。
この状態で「探す」ボタンをタップすると、接続されているスマホ経由で音を鳴らすことが可能です。
その他、手元の2台のスマホ、2つのタグで確認した結果は以下の通り
・2台のスマホから同じように見える
・接続中のスマホの電源が切れたり範囲外になると、2台目のスマホに接続される
・接続されていないスマホからも接続されているスマホ経由で鳴らすことが可能
・Tileからスマホを鳴らす機能を利用する場合、鳴動するのは「現在接続されているスマホ」のみ
複数台のスマホを常用している私としては、2台のスマホを意識することなく利用できる実装となっていてストレスフリーです。
●数が命のシステム
「なくしたスマートタグをTileユーザのスマホをセンサーとして使って探す」
仕組みな関係上、どうしても「戦いは数だよ兄貴」となります。
Tileの検知率を上げる=Tileユーザーをいかにして増やすか、となります。
この戦略に対するアプローチとして、以下のような取り組みが。
1)ローソン・ファミマで(電池非交換式ですが)Tileトラッカーの販売
期間限定ではあるみたいですが、1000円を切る価格で購入できるそうです。
ユーザーが物理的に増える=タグを検知してくれるスマホが増え=センサーが増える
ということですね。
またタクシーと連携して以下のような取り組みも。
こちらもセンサーの数を増やす試みです。ハードウェア的に対応が必要なのかソフトウェア・アップデートで対応できるのかは不明ですが、センサーの数が増えるのは非常にありがたいですね。
こちらの発表会のスライドを見ると20000台(2019/12時点でのタブレット台数と概ね一致)なので、ソフトウェア・アップデートで対応可能なのかも。
あとは鉄道会社の落とし物センターなんかにもあれば最高ですね。
この点はMAMORINOが先行しています。
●まとめ
初夢から始まったスマートタグ導入、まだ幸いにもお世話にならないといけないような自体にはなっていませんが、これまで頭の奥底にうっすらとあった紛失の心配はかなり軽減されました。
初夢が正夢とならないように、気を引き締めつつ、いざという時はお世話になろうと思います。