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中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

レガシィさんナビグレードアップ。(サイバーナビ2017交換記)

レガシィのカーナビをアップグレードしたのでその備忘録です。

 

愛車のレガシィは2011年式なわけですが、ナビも同時期に買って取り付けたもの。

ナビを地図更新して延命する選択肢もありましたが、諸々の理由で交換となりました。

 

 

 

●旧カーナビの気に入っている点と不満点

納車時に取り付けたナビはサイバーナビのAVIC-ZH09CSでした。

pioneer.jp

このナビは前方カメラとその録画ユニットであるクルーズスカウターがついているモデルです。

納車時にDに持ち込んで取り付けてもらいました。ETC/ステアリモコンとも連動させています。

ZH09CSは6年5万キロほど使いましたが、使い込むとカタログだけでは見えてこない点がわかります。

・ZH09CSの気に入っている点

 ・ルート案内時刻の正確さ

 →3G回線まで利用したルート案内の予想時刻はかなり正確でした。東京~大阪を走っても誤差20分程度。

  事故が起こるとリアルタイムで到着時刻が変わります。

・音質

 →何はともあれ社外ナビ、それまで乗っていた日産純正DOPナビとは

  音質が雲泥の差です。スピーカーはスバル純正なのに。

・地図データ3年間無料更新

 →なんだかんだ言って新しい地図が入っているのは長距離ドライブ勢には嬉しい。

  行ったことない場所だとナビの地図だけが頼りなので。

・ZH09CSの不満点

 ・動作速度

 →色んな所で言われていますが、全体的に動作がモッサリです。

  Windows EmbeddedCE6.0にナビ、音楽再生に加え、フロントカメラ連携まで

  させたのがよくなかったのでしょうか。

・起動速度

 →起動に30秒以上はかかるので、ルート検索するまでに待たないといけない

 

●機種選定

 上記で書いたとおり、基本的に不満点と言えば速度にまつわるところのため、

 動作速度の問題を解決したサイバーナビの搭乗を待っていました。

 2016年にOSの刷新が行われ、サイバーナビの動作速度が大きく改善され、

 2017年にはクアッドコアハイレゾフォーマット対応となったので載せ替えを決意しました。

 

サイズはレガシィBR9だとスペースの関係で2DINモデルしか選択肢はなし。

フロントカメラなしは昨今のドラレコの重要性を鑑みてもありえないので、

MAユニット付きのAVIC-CZ901-Mを選択。

 

 

本当はもうちょっと値段が落ちれば言うことナシですが。

 

閑話休題:そもそもカーナビは必要なのか?に対する個人的考え

最近はスマホでナビする人も増えてはいますが、個人的にはナビ必要だよ派です。

VICS/クラウドデータ/FM多重等の複数の条件を考慮しルート検索

・長大な地下トンネル等、GPS等が届かない所でのナビ誘導性(高精度ジャイロの有無+車速信号による自車位置補足能力)

・ETCの連動やドライブレコーダーとの連携能力

ダッシュボード上の温度

・(MOPナビ限定)ECUとの連携による各種情報の表示、連携

 

等を考えると、やはりナビありのほうがいいかなという考えです。

短時間でちょい乗りしかしないようであればナビ不要なのかもしれませんが

私の場合長時間ドライブや撮影遠征で1000kmレベルの走行をするので、

ルート探索能力という意味でも欲しい。

 

●スピーカーも交換

ナビを交換するタイミングで、兼ねてより計画していたスピーカー交換もセットで行うことに。

ヘッドユニット(ナビ)とメーカーを揃える&ハイレゾ対応&トレードインということで、

カロのカスタムフィットスピーカーに。

TS-V173と迷いましたが、ドア配線の難易度の高さと試聴結果、価格等からTS-Cシリーズをチョイス。

車種専用でトレードイン(純正位置装着)できる&バイアンプ駆動対応なTS-C1736Sとしました。

 

 

●周辺パーツ

バックカメラも先代のやつが使えないので新調します。

CZ901に接続するための変換ケーブルも注文。

 

 

また、昨今リアドラレコの重要性が高まっているため、リアカメラユニットも購入。

カロッツェリア(パイオニア) フロアカメラユニット ND-FLC1

カロッツェリア(パイオニア) フロアカメラユニット ND-FLC1

 

 

車両側と接続するためのハーネスと、ステアリングリモコンを連携させるためのハーネスも発注。

ハーネスはステアリモコンの信号線が来ているものをチョイス。

ナビック(NAVC) スバル車用配線コード (20P) NBC-552F

ナビック(NAVC) スバル車用配線コード (20P) NBC-552F

 

 

スピーカーを取り付けるためのインナーバッフルも。

簡易デッドニングも行います。

 

また、同タイミングでバッテリも交換から4年のため、交換用のバッテリも発注します。

4年間ノートラブルで始動できたパナのcaosを続投。お守りもセットです。

 余談ですが、この4年の間にパナソニックバッテリーはGSユアサに買収されていたんですね。ということはこのバッテリーはGSユアサ製。。。(いや別にいいんですけど)

 

●作業

作業には秘密兵器を投入。

 (リアゲートのブーツ配線やトゥイーター配線には非常に役立ってくれました)

エーモン 配線ガイド(フレックスタイプ) 全長約1m 1161

エーモン 配線ガイド(フレックスタイプ) 全長約1m 1161

 

 

 まずは内装剥がし。今回はリアカメラとバックカメラの配線をするため、

助手席周辺~車体左側内装を中心に大量に撤去。

内装の撤去方法についてはDにお願いして手順書を出してもらいました。

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内装が外れたら、既存のバックカメラを撤去し、新しいバックカメラ及びリアカメラの配線をテールゲートから車内へ引き込み。

引き込み自体は防水ブーツを通して配線します。

防水ブーツには各種灯火配線、リアデフォッガ、エアバンド同軸ケーブルの配線が

通っているのですが、そこへ追加します。秘密兵器のおかげで30分位の格闘ですみました(ヲイ

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リアカメラ/バックカメラを助手席付近まで配線できたところで、

既存ナビを配線を記録しながら撤去。

(ETC/地デジアンテナ/音声用マイクは既存のものを流用するため)

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左右のAピラー内装を外し(エアバッグを傷つけないよう注意しながら)、

純正トゥイーターと既存GPSアンテナ、クルースカウターユニットのカメラを撤去。

GPSアンテナとMAユニットのカメラ、TS-C1736Sのトゥイーターを配線。

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ドアも内装を取り外し、スピーカーを撤去。

簡易デッドニングを施しバッフルとスピーカーを取り付け。

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MAユニットへのカメラを含む各種配線、各種ハーネスを説明書を見ながら取り付けた後に、

MAユニット本体の設置及びナビ本体の設置。リバース/パーキング/車速パルスはギボシ加工のうえ、のれん分けハーネスから配線。

ここの所は写真撮り忘れました。。。

 

なお、付属のネジでは長さが足りず、ナビ前面の化粧カバーが固定できなかったため、

ホームセンターで買ってきたタッピングネジをグラインダーで削って、

長さ調整の上利用しています

(そのまま利用すると長すぎて基盤に当たるため、グラインダで削って短くしています)

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あとはスマートコマンダーを設置して、外した内装を全部もとに戻して終了!!

ナビの初期設定が終わったら、バッテリを交換・ナビの初期設定を行って全行程が終了です。

 

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文章で書くと短いように見えますが、

・かかった日数:配線、簡易デッドニング含め4日

・外した内装の数:39個

 

2日程度で終わると思っていたのですが、想定以上に日数がかかりました。

しかし愛車弄りは楽しいです。他人の車は金もらってもやりたくありませんが(ヲイ

 

サイバーナビ2017年モデルの起動速度について

2016年モデルは起動が遅いと言われていますが、

(2011年モデルを使っていた身としてはそこまで遅いと感じませんが。。。)

2017年モデルはかなり速くなっています。15秒ほどで起動します。

 

2011モデルから乗り換えた身としてはまさに爆速。他社ナビと比較しても

大きく遜色は無いかなと思います。

 


2017サイバーナビ CZ901起動速度

 

 

●AVIC-CZ901-M所感

※すべて2011年モデル(AVIC-ZH09CS)との比較です

・取り付け難易度

ZH09CSは納車時にディーラーに取り付けてもらったので前モデルとの比較ではないですが、

サイバーナビさんは他社製ナビに比べて配線数が多いように感じます。

 

・MAユニット+リアカメラユニットが追加になると10本弱配線が増えるので取り回し含めて大変

・リア配線を内装下に隠そうとすると、車によっては大量に内装を外さないといけない

 

趣味でコダワリながら配線する分には別にいいのですが、仕事でこれの配線をやらないといけない電装屋さんは大変だなと。

ナビの取付費用たけーなと取り付ける前は素人考えで思っていましたが、

この作業量を考えたら納得。すげー大変でした。

 

楽しかったけど←ココ重要

 

・起動速度

ZH09CSと比較すると隔世の感があります。

今までは「起動に30秒→ルート検索可能になるまでさらに30秒」という感覚でしたが

CZ901は「起動に15秒→ルート検索可能になるまでさらに15秒」というような感じです。

これまで「起動遅いなぁ」と思うことはたびたびありましたが、新型に乗せ換えて3か月、起動が遅いなと感じたことはないです。

 

・ルート検索速度、好みの反映

 本体内だけのルート検索速度はかなり速いです。

クラウドを使ったスーパールート検索が体感的にはZH09CSの本体内検索と同じくらい。

またルート検索についても、利用者の好みをちゃんと学習して最初からルート検索するようになるので、リルートの回数が減るのでよいですね。

例としては、東京都内~西へ向かう際、私は料金が多少安くなって時間もほぼ変わらない

 

首都高湾岸線→狩場線→保土ヶ谷バイパス横浜町田IC→東名へ

 

というルートを愛用しているのですが、これまでのZH09CSであれば

まず案内されないルートでした。これがCZ901であれば3回目くらいから学習して、保土ヶ谷経由で案内されるように。最初から予想時刻が信用できる値になるのでうれしいです。

 

・リルート速度

 ナビさせてるときに一番びっくりするのがリルート速度です。ZH09CSの遅さに慣れている身としては「あれっ もうリルートしてる」となる状況ばかり。

現状不満はありません。 

 

・操作レスポンス

 こちらについても起動速度同様、隔世の感があります。スイスイです。

起動直後は一瞬待つことはありますが、それでもZH09CSと比較にならないレベルの短さ。

AndroidのOSコア+クアッドコア化の威力は絶大です。

 

・音質

 TS-C1736Sはエージングしてないというのもあるかもしれませんが、

少しサ行が刺さる感じがあります。イコライザで高音を少しだけ持ち上げている

ところが影響しているかもしれません。

解像度に関しては文句なしにアップしてます。ロードノイズありの環境ですら

明確に変わっているので、流石というほかなしです。

スピーカー変えて正解でした。

 

・ナビ案内音声

 ZH09CSとは音声案内の声、効果音が違います。

CeVIOのONE系の声に聞こえて仕方がないのは私だけですかね。。。

 

・静電容量方式タッチパネルについて

 運転中に操作するには爪の先で押せたほうが色々と便利なのですが、

時代の流れに逆らえずCZ901は感圧方式(抵抗膜方式?)ではなく静電容量方式になっています。

停車中はフリックまで滑らかに動作させられるので静電容量方式は楽ですが、

運転中の点を押したい動作には指の腹を使わないと動作しない静電両方方式のほうが使いにくいという印象です。

 

慣れと後述するスマートコマンダーのおかげで運転中に操作する回数が減少したため

なんとか実用上 不便を感じるシーンはなくなりました。

 

・スマートコマンダーについて

 画面のスクロール、拡大縮小、音声ソース切り替え、リルート等が手元で操作できるコマンダーです。楽ナビのオプションでの登場時から欲しかったリモコンでした。

よく使う操作が手元で実行できるのはいいですね。

高速走行時にハイウェイラジオをよく聞く身としては非常に重宝してます。

あとはカスタムボタンに「交通情報へ音声ソースを切り替え」を割り当てられるようになれば個人的にはパーフェクトです。

 

なお、ナビ装着時の写真ではSI-DRIVEダイヤルの左側、シフトノブ左下に設置していますが、変速時に誤爆が多発したのでSI-DRIVE右側(運転席側)に移設しました。

6速は高速でないとほぼ使わないですしね。

 

・ND-MA1のライブカーセキュリティについて

暗電流(駐車時に流れている電流)がそれなりの電流量に(うちの車で300mA~400mAちょい、イモビライザー&キーレスエントリシステム&ショックセンサー込み)なりましたが、安心度合いはかなり上がりました。

駐車時に規定以上の音声、衝撃、ドアオープンを検知した場合、登録アドレスにメールが飛びます。

・日中雨天

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・晴天日暮れ

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 画像の解像度は1280x700であまり高くはないので、数メートル先のナンバープレートは読み取れないので少し残念。また位置情報が画像内に記録されるのは証拠保持能力としては良さそうです。

また、「何かあったときに30秒程度でオーナーに通知される」のは良いですね。

通信モジュールを備えている機器ならではのメリットです。

ただデフォルトだと音声センサが敏感なようで、駐車場でとなりの車が勢いよくドアを閉めたときや、ゲリラ豪雨で反応してしまうことがしばしばあり、気になるようなら感度を1段階下げるようにすれば良いかと思います。

「検知されないよりは誤検知するほうがまだマシ」が私のモットーなので、あえてそのままですが。(メールなので特に通報あたりにお金かかるわけでもないですし)

 

懸念としてはバッテリ上がりですが、こればっかりはバッテリが劣化してからでないと

判別ができないため、当面は様子見としています。

 

・総評

 レスポンスが非常によくなったおかげで非常に使いやすく進化していて、

旧型サイバーのレスポンスに不満を持っている人は乗り換える価値はあると思います。

また既存のカーセキュリティにはなかなか無いメール通知システムは、愛車から離れても異常を即確認できるので個人的には気に入っています。