レンタカーなのにカーシェアみたいな使い勝手です。
お世辞抜きにこれは私みたいな人にはピッタリのサービスかと思います。
ということで、名前が変わったタイムズカーレンタルのサービスである
「ピッとGOデリバリー」を利用してみたのでレビューがてら備忘録を書いてみます。
●ピッとGOデリバリーとは?
タイムズカーレンタルがやっている、セルフ出発方式のレンタカーサービスです。
●どこで借りられる?
カーシェアのように駐車場や、店舗でも営業時間外に利用開始することができるタイプの
レンタカーです。カーシェアのようですが、あくまでもレンタカーです。
※店舗外の場所(タイムズの駐車場など)を出発地にすると配車料金が別途加算されます
店舗型ピッとGO(店舗名のあとに「セルフ」とついている箇所)であれば配車料金は不要
場所については公式サイトで検索することが可能です。
(↓は本投稿を書いている時点での那覇空港周辺のステーション一覧)
今回はANAギャラクシーフライトとセットで利用してみました。
●メリットを受けるのはどんな人?
「車を持っているのでカーシェアは契約していないが、カーシェアのように24時間利用開始・返却したい」
人です。ニッチのように見えますが、沖縄という立地を考慮すると
沖縄県外で自家用車を所有している人の大半が当てはまるのではないでしょうか。
カーシェアは利用料金に充当できるとはいえ、最低月額料金がかかります。
言い方を変えると「月に1回も使わなければまるまま未使用のまま消えていく」
ということでもあり、どケチなmakoroさんはちょっと勿体ないなと思ってしまうわけでして。
ピッとGOデリバリーであれば、あくまでも「レンタカー」な訳なので、
月額の基本料金というものは発生しません。
店舗の営業時間外を含む、24時間出発可能でかつ月額基本料がかからないという
ハマる人にとってはハマるサービスですね。
少なくとも私にはどストライクでした。
●利用してみた
・まずは予約
今回は那覇空港店(セルフ)で予約しました。
ANAギャラクシーフライト利用に合わせ、利用開始・終了時間はAM2:00に設定です。
なお、ピッとGOデリバリーの利用には
・タイムズクラブへの入会(物理カード到着済みであること)
・免許証情報の登録/確認が済んでいること(数営業日は必要です)
の2点が必須となるので注意が必要です。
また、決済はクレジットカードオンリーとなります。予約時点で一旦レンタル料金のみ決済が行われます。
・現地での出発
今回は那覇空港店からの出発になるため、NH999便で那覇空港に降り立ったあとは
キャリーを引いて徒歩でタイムズカーレンタル那覇空港店に向かいます(徒歩20分程度)
予約日前日に届く確認メール、および予約マイページに
・予約した車の車種
・ナンバー
・駐車場所
の記載があるため、それを頼りに車を探します。
XXXX 様
この度は、タイムズカーレンタルピッとGo デリバリーのご予約をご利用頂き、誠にありがとうございます。
ご予約車両の準備が整いましたので、ご連絡させていただきます。
■駐車場(ピッとGoステーション)のご利用方法はこちら
https://rental.timescar.jp/service/parking.htmlご予約車両:ノート 1200
車両登録番号:沖縄502レ4436
色:シャイニングブルーパールメタリック
準備場所:車種:ノート 車番:4436 車室:105
出発返却共に店舗内での手続きはございませんので立体駐車場よりご出発下さい。返却時は1�"72階の空いている車室へ停めて頂き、鍵の施錠操作をお願い致します。
私が借りた車はデカデカと「ピッとGOデリバリー」のサンシェードが
つけてあったので、判別は容易でした。
車の鍵を解錠するには、マイページより解錠処理を行う必要があります。
タイムズクラブ会員番号下4桁を入力し、解錠ボタンをタップすると解錠されます。
鍵を解錠し、グローブボックス内にある車の鍵をゲットし、
あとは出発前点検(キズの有無やタイヤ空気圧など)を行って出発です。
また、このシステムと連動してカーナビも動作するため、カーナビ画面に
・予約情報
・利用開始・返却時間
・利用時の注意点
が表示されます。(あとからでもカーナビ画面の「Timesレンタカーメニュー」から確認できます)
控えめに言って、夜中それも深夜2時過ぎにレンタカーが借りれるのは
私の中で革命でした。これがIoTや!(ヲイ
システムとしてよくできてますね。解錠処理はもっとタイムラグあるのかと思ったら
一瞬で反応して解錠しましたし。
・返却
返却も店舗の営業時間外のため、同じように処理します。
店舗到着後、出発前点検と同じようにキズ等のチェックを行い、
グローブボックスに物理鍵を戻し、Webのマイページから返却処理を行います。
返却時間が予定時間をすぎると追加料金のため、余裕を持って返却場所に向かうことをおすすめします。
こちらも解錠処理と同様、Webでタップすると一瞬で反応し施錠されました。
あとはまた那覇空港まで徒歩で移動し、NH1000便に搭乗。
レンタカーを利用して半車中泊(車内で仮眠)を取ることができるので、疲労度は段違いです。椅子を倒せばかなり楽。
それに最悪暑くてどうにもならん場合はエアコンかけられますしね。
またそのまま朝早くから行動できるため、遊び尽くしたい人にとってもグッド。
利用した当日は、瀬長島に夜のうちに移動して朝まで仮眠。
風があったので窓を開けておくだけで快適でした。
・精算
利用から数日後、予約時に決済した金額のキャンセル処理が行われ、
その後に燃料代(距離料金)を含めた決済処理が行われます。
予約時の決済は会員ランクの割引が効いて6000円ちょい、
最終的な利用料金は1万ちょいでした。
当然ですが普通にキャンペーン価格で借りる料金+ガソリン代よりは高くはなります。
●注意点
・燃料代の計算について
燃料代、というか距離ベースでの計算となります。
計算については、車種により決まった単価テーブルが存在し、それが適用されるようです。
今回利用したノートは13円/kmで計算されてました。
なお、給油については公式のFAQにある通り、備え付けの給油カードを使って給油をするようです。
私は1/4程度しか使わなかったこともあり、給油は行いませんでした。やっても良かったかも。
・ナビ/ETCカードは使えるの?
ナビは車載システム&タイムズの予約システムと連動したナビ(パイオニアとの共同開発品?)が装着されています。
タイムズレンタカー専用メニューが存在しますが、至って普通のナビと同じようにルート案内やBluetooth連携でのスマホからの音楽再生など、使い勝手は変わりません。
ETCについても車載器は標準装備です。ここに手持ちのETCカードを差し込めば
そのまま無線走行が可能です。返却時に抜き忘れないよう注意が必要ですが、
エンジンを停止すると鍵が刺さっていた箱から鬱陶しいレベルで
「ETCカードの抜き忘れに注意してください」
とアナウンスがあるので、忘れる可能性は低いと思います。
●まとめ
多少自前給油をするよりはお高くなりますが、それでも店舗営業時間外に
レンタカーを借りれることのメリットは大きいです。
高いといっても、夜~深夜~早朝に距離を伴う移動の場合、タクシーよりは
圧倒的に格安になる&自由度が高いので、同様のニーズが発生したときには
また利用したいと思います。
いやぁ、新鮮な体験で楽しかったです。