昔からラックマウントサーバやアプライアンスの前面にある、
小型の情報表示液晶ディスプレイが憧れでした。
これを自分で作っちゃおう!というのが本記事の趣旨です。
と言っても、フルスクラッチではなく、
以下のサイトの内容をほぼコピー参考にしながら作成したものになります。
LCDprocで使えるLCDモジュールを試作してみる。 | 環境さんぷる
http://lcdproc.sourceforge.net/docs/lcdproc-0-5-5-user.html#hd44780-ftdi.4bit-mapping
要はFTDI社のFT245というUSB⇔パラレル変換チップのbit-bangモードを使い
HD44780を制御する、というものになります。
・使用パーツ
・FT245RL USBパラレル変換モジュール: 半導体 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
・LCDキャラクタディスプレイモジュール 20×4行 LEDバックライト付・白抜き: ディスプレイ関連 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
・ICソケット (24P) 600mil (10個入): パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
・(ユニバーサル基板製品):エレクトロニクス分野をサポートする製造メーカー サンハヤト株式会社
・10kΩ、100kΩの半固定抵抗x1(コントラスト、バックライト調整用)
・ピンヘッダ、ピンソケット、配線用のワイヤ少々
・制作後設置するためのパーツ(お好みで。今回はアクリル板を曲げたものに固定しました)
今回は上記以外にテスト目的でブレットボード上でチェックするためのパーツも購入しています。
・作成手順・配線図
作成手順
元の配線はこちら。。。と言っても、サイトがダウン(消失?)してるみたいですね。
http://www.pixca.net/do-it-yourself/hd44780-ftdi-usb-lcd/
こちらに同じもものがあります。
Circuits Online - Forum - lcd met ft245rl
で、これを上記のサンハヤトの基板に対応させた回路図を
私の方で書き起こしたのが以下の図です。
青線:基板の裏側を通る配線
赤線:基板の表側(パーツ実装側)を通る配線
緑線:ジャンパワイヤ(ビニル皮膜付き配線)
途中で青⇔赤と入れ替わっているものは、基板の表裏切り替えている場所です。
追記:上記はパーツ実装側から見た場合の配線図です。実際に半田付けを行うのは反対側ですので、裏側から見る場合は反転して見る必要があります。
で、テスト的にブレットボード上で組み上げて、
うまく動作したところでユニバーサル基板へ落とし込んだのがコレ。
んでもって、適当なサイズに切り出したアクリル板を、
アクリルヒータや電子レンジ加熱によって曲げたのものと組み合わせたのがコチラ。
アクリル板は手曲げなので、ガタガタなのはご愛嬌ということで。
・動作確認
WindowsならLCD Smatie、UNIX系ならLCDProcで動作します。
LCDprocではconnection_type=ftdiを指定するの忘れずに。
Nas4Freeで動作させているところ(コレは別記事で投稿している9.3系での動作です)
表示のパラメータはいろいろチューニングの余地ありですね。