公式的には確認なし。
メーカーは確認してないがおそらくできる表示。
ならやってみるしかないでしょう。人柱じゃーい。
ということで、SONY RC-S370を使って特別定額給付金を申請してみました。
●マイナンバーカード+PCで申請するには接触型ICカードが必要と勝手に思っていた(誤解)
2020/4に決定されたCOVID-19に関わる特別定額給付。案内ではオンライン申請をするにはマイナンバーカードと共に、
・PCからICカードリーダライタを使って申請
・対応するスマホ(NFCリーダーが付いているもの?)から申請
の2つの方法があると案内がありました。
マイナンバーカード、居住地以外で住民票を取るために引っ越しと同時に作りましたが
まさかこんなところで電子証明書を初めて使うことになるとは思いませんでした。
さて、このうち、PC側での申請は、過去のe-Taxのイメージから、↓のような接触式ICカードリーダが必要と勝手に思い込んでいました。
(ICチップの読み込みが必要だと思っていた)
しかし、よくよく考えてみるとスマホから申請が可能なのであればNFC経由でも問題ないはずでは?ということに申請のタイミングになって気づき、公式を確認します。
こちらに記載されている対応するICカードリータ一覧を確認すると、非接触式(所謂NFCリーダー/ライター)でもリストに含まれていることが判明。
PCに接続するタイプのNFCリーダーなら手持ちがあるので、これを利用すればいいやということで早速捜索を開始。
●発掘、ところが・・・?
PC関連をまとめて入れてあるおもちゃ箱から引っ張り出してきたところ・・・
まさかの公式の確認が取れていない旧機種でした。RC-S370。
はるか昔、EdyやSuicaの残高をPC経由で確認/チャージするために買ったやつです。
対応してないじゃん、うそーんと思いながら諦めの悪いmakoroさん、
SONYのサイトを確認すると、RC-S370は
「対応はしているが動作確認はしていない(未検証)」の状況であることがわかります。
なお、マイナポータル公式で動作確認済みとなっているRC-S330も同様です。
RC-S330はSONY未確認だけど公式あり、RC-S370もSONYのページ的には同一・・・
これはRC-S370も使えるのでは?
よっしゃ、検証されてないなら検証したろうやんけ! の人柱精神のもと、
環境構築をすることに。
こっちなら公式で確認取れてるんですけどね。。。
●環境構築
以下のようなソフトをPCにインストール。
今回の環境構築時のPCはWindows10 Pro 1903(64bit)+Chrome 81.0.4044.138 です。
・ドライバ
コレがなくては始まりません。
・PC/SCアクティベーター
RC-S370はそのままではe-Taxに対応していないらしく、JPKI対応にするためにこちらのソフトもインストール。
・マイナポータルAP(ぴったりサービス)
マイナポータルからカードリーダを利用するために必要なソフトです。
今回はChromeを利用したため、ソフト+Chromeの拡張機能の2つをインストール。
Google Chrome用マイナポータルAPのインストール手順 | ぴったりサービス
●レッツ申請
環境が一通りそろった所でマイナポータルより申請開始。
自分の市町村を選択し、種別は特別定額給付金を選択し申請ページへ遷移します。
最初に住所氏名をマイナンバーカードから読み込む機能を利用し、動作できるかを確認します。
結果は問題なく情報が読み込め、自分の現住所が表示されました。
その後は画面に表示される手順通りに入力し、口座情報のアップロードおよび
申請内容に電子署名を付与して申請完了です。
電子署名パスワードを2回連続でミスった時は流石に焦りました。。。(5回ミスるとロックがかかる)
●結果
申請自体はリーダーは使えるのか?という不安をよそに(署名パスワード以外は)ノートラブルで終わり、申請完了です。
あっけなく終わって拍子抜け。時間帯からか、開始されていから日数が経っているからかは不明ですがサイトのレスポンスも問題なく、すんなりと終わりました。
実は手持ちのスマホもPixel3 XLなのでスマホ経由でも申請できるのですが、
入力項目が多いのでPCからやったほうがラクですね。
ひとまず、人柱報告ということで、マイナポータル公式で動作確認していないカードリーダーでも申請できますよ、という記録として残しておきます。