Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

茄子のHDD交換・・・すんなり行くはずが一筋縄ではいかなかった記録。(NASのHDDを東芝MG08ACA16TEに交換したお話)

単にHDDを交換するだけではいきませんでした。

NASのHDDをサクッと交換して楽々更新、という記事の予定だったんですけどねぇ・・・

 

 

NASのHDDも6年目に突入して50k時間をゆうに突破

2018年11月に運用を開始したmakoro宅第3世代NAS(初代:Debian化玄箱、2代目:HP MicroServer)ですが、稼働期間が50k時間を突破したタイミングで交換用のHDDをずっと物色し続けていたのですが、とうとう60k時間が見えてきたためいい加減交換することにしました。

makoro.hatenablog.jp

 

なおこの世代のNASは1台6000時間ほどでHDDを1発交換しています。

makoro.hatenablog.jp

 

 

●交換用HDDの選定

宗教上の理由からIBM富士通の流れを汲むHDDしか使えない教に入信しているため、必然的に東芝もしくはHGST(今はWD傘下ですが)のどちらかになります。

第3世代NASではMNシリーズを選択したため、今回はその流れで東芝MGシリーズで考えます。

最終的には終売ギリギリになってしまった5年保証付きのMG08ACA16TEを選択。決め手はMGシリーズで一番単価が安かったこと、MG09シリーズ以降で搭載されているFC-MAMRは16TB程度なら必要ないかな、と思ったためです

 

toshiba.semicon-storage.com

ディスク枚数から推察するに1プラッタあたり1.7TB程度でしょうか?

しかしプラッタ9枚とはすごい。3.5インチハーフハイトにここまで詰め込めるんだ、という驚きがあります(後継のMG11とかは10枚らしいですが)

当然プラッタが超高密度のため、ヘリウム充填モデルになります。我が家では初のヘリウム搭載モデルですね。

 

昔はプラッタあたり1TBとかですごいとなっていたのに、もうCMRでも2TB前後なんですねぇ

 

 

●おかいあげ

GWに秋葉原でお買い上げ。5年保証モデルは店頭分で終息とのことで、終息直前のモデルを購入した形になりました。1年保証のバルクはまだ終息ではないと店員さんに教えてもらったので、代理店によって終息時期が違うようです。

 

筐体はこんな感じで、ヘリウム充填のため従来モデルにあった空気穴が存在せず、天面はのっぺりしています。

底面は昨今の多プラッターモデルにありがちな1組少ないパターンです。ケースによってはNGなやつですね。(写真撮り忘れ・・・)

 

 

ちょっと気になったのは梱包材のブリスターパッケージがバキバキだったこと。(4つすべて)

化粧箱には落下痕が一切ない&内容物がプチプチ含めてミチミチに詰まっている状態なので、単にミチミチに詰めた結果ブリスターパッケージが破損したと信じたい。

 

 

●いつもの儀式を行い組み込み

前回も儀式して組み込んだあとに6000時間で故障してるドライブがいるため、どこまで有効性があるかは疑問ですが、いつもの儀式を行ってバーンインしてから組み込みます

儀式3点セット:

・全セクタリードテスト

・全セクタベリファイテスト

・全セクタ消去(いわゆるLLF)

 

今回はLLFにWindowsのDiskpartにある clean allコマンドを使いました。

www.pct.co.jp

 

これを全ドライブで3セット行い組み込みます。

HDDの容量が年々上がっていってるため、全セクタリードだけでも1日程度かかるためすべての儀式が終わるのは大体10日ちょいとかなりの期間がかかります。

 

●特定の組み合わせで再現性のある認識不良(相性)が発生

さて、儀式も済んで古いHDDのバックアップも取ったし、古いHDDとセットでNASに装着して直コピーするか・・・と思ったところ、MGシリーズのHDDのみ認識しません。

 

症状としては

NASとして使用しているMB(H370M Pro4)との組み合わせにおいて、電源投入直後のPOSTでは100%認識しない

・4台中4台で発生

・電源投入直後に一度UEFIメニューに入り、設定を何もせずにExitして再度POSTからやり直させると認識する

・別のMB(より古いMB、こちらもASRock製)では問題なく電源投入直後から認識する

UEFI ver3.4(アップグレードが不可逆にならない最新ver)でも発生

という感じ。

どうやらHDDがスピンアップしてReadyになる前にMB側のPOSTが完了してしまい、認識できていない模様。(なので既にスピンアップしている再起動等では問題なく認識する)

 

ネットの海に潜ってみるとUEFIのPOSTをDelayさせるオプションがあるMBも一部ではあるものの、手元のMBではそのような設定はなし。

 

購入店のサポートにも聞いてみましたが、4台全てで発生するのであれば初期不良ではなく相性の可能性が高い(≒返品交換はできない)とのこと。ワイトもそう思います。

 

相性だともうどうしようも無い、さてどうするか・・・毎回電源投入時は一旦UEFIメニューに入る儀式をするか・・・?と思ったところで、ASRockのTwitterではよく「サポートに問い合わせてくれ」と言っているのでダメ元で投げてみることに。

 

●ダメ元でASRockのサポートに連絡したらなんと・・・

HPのサポートリンクから技術サポートへケースを作成して送信します。

www.asrock.com

まぁもう6年前のマザーだしとっくに製品保証は切れてるし一応最新のUEFIだし(4.x系はCPU周辺のマイクロコードアップデートのみ、かつ「安定動作しているなら上げるな」という注釈付き)、多分「サポート終了してます」とバッサリ切られて終わりだろうなーと思っていたのですが。。。。

 

ま さ か の 対 策 版 ス ペ シ ャ ル U E F I イ メ ー ジ が 送 ら れ て き ま し た

「お持ちのHDDと近い型番のHDDを使い、ブートすることを確認しました」と添えられて。

まじかよASRock、だいぶクレイジーだな(褒め言葉)

まさか6年前のMBのスペシャルイメージが出てくるとは思わなかったぜ。

 

しかも起動時のPOSTメッセージ見たらビルド日付が送られてくる前日。

マジで私のサポートケースのためだけに起動パラメータ変えたUEFIイメージビルドしてくれてるのかよ・・・

 

起動時にPOSTメッセージが表示される時間が5秒程度長くなりましたが、数回電源断からコールドブートさせても認識不良は起こさずに起動してきました。

 

最近ちょっと私の中で評価が落ち気味だったASRockくんの株が持ち直しましたよ。

 

●神サポートに感謝しつつ、このHDDの寿命までは最低限頑張ってもらう予定

サポートの神対応のお陰で元気に動き出したうちのNAS(第2世代HDD)くん。少なくともこのHDDの寿命まではMBとともに頑張っていただこうかと思います。

困ったらサポートに投げてみる、というのが選択肢に加わったHDDリプレースとなりました。