Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

カメラonカメラ。カメラwithカメラ。(HDR-MV1レビュー)

私は超複合型鉄オタ(車両、路線、撮影、時刻表、模型)なわけですが、

最近カメラにドハマリしているおかげもあって、撮鉄装備が増加しつつあります。

(機材重量増という負の側面も含めて)

今回は動画撮影機材を増やしたため、その機材の購入に至る思考をレビューとともに記載したいと思います。

 実際に投入したのは昨年7月とD500を買った前ですが、

やっと動画をなんとか出来たのでレビューがてら記載しました。

 

 

 

 

●購入の動機

・D7100は撮影バッファが6枚しかない→大事な場面でバッファ切れ多発

 →ここはD500を買って解決

VVVFの励磁音とか、DLのエンジン音とか、SLのシリンダ、蒸気音とか、警笛とか、

 音にも興味が出てくる。音録りたい。

・車窓動画も取りたい

・夜の走行写真はシャッタースピードの関係で光の軌跡にしかならないので、そこを記録できる手段がほしい

→動画を撮れる機材も追加でほしくなる

 

●撮影機材の検討

・メインのカメラを使いながら横で録画するので、可能であれば小さいほうが良い

 (撮影機材の総重量という意味でも)

・当然音は平均以上、本体内蔵がベストだが、外部マイク端子があるものも検討

・動画部分はフルHD/30p以上、可能であればフルHD/60pがベスト

 

・・・という要件で絞り込んだのが以下3つ。

 

●候補1:HDR-MV1

 メリット:内臓のX-Yマイク装備、スマホからコントロール可能

デメリット:純正ウインドジャマー設定なし、手ぶれ補正ナシ、3機種の中では一番設計が古い、モニタがサイド固定

 

●候補2:ZOOM Q4n

ZOOM ズーム ハンディビデオカメラレコーダー Q4n

ZOOM ズーム ハンディビデオカメラレコーダー Q4n

 

 メリット:X-Yに加えA-B方式の集音も可能、音屋が作った機械のため音には一番強そう、24bit/96kHz対応、レンズは一番明るい、モニタが角度調整可能

デメリット:(他モデルに比べ)音屋が作ったが故の画質面の心配、手ぶれ補正ナシ

 

・候補3:HDR-AS300+AT9945CM

 

オーディオテクニカ ステレオマイクロホン AT9945CM

オーディオテクニカ ステレオマイクロホン AT9945CM

 

 メリット:フルHD/60p対応、防滴のため屋外でも安心、手ぶれ補正あり、ハンディリモコン対応、スマホからコントロール可能

デメリット:外付けマイクのため機材重量がかさむ、一番高コスト、リニアPCMに非対応かも?、動画確認用モニタはなし(スマホ等で確認)

 

スペック的にはパターン3が一番いいのだが、いかんせん機材重量がかさみます。

今回はD7100のホットシューに取り付けることを想定していたのでパターン3は断念。

 

パターン1と2で悩みますが、リモートコントロールできる点を評価してパターン1のHDR-MV1を購入。

 

●同時購入品

カメラ on カメラをするために以下を購入。 

 また、ウインドスクリーンは純正にはないので、TASCAMのものを代用。 

TASCAM ウィンドスクリーン DRシリーズ用 WS-11

TASCAM ウィンドスクリーン DRシリーズ用 WS-11

 

そのままでは取り付けできないので、左右のフックを通してゴム紐で固定しています。

併せてモフモフがカメラに映りこんでしまう事が判明したため、

一部モフモフをカットしています。

 

 

 

●大きな誤算

・事前リサーチ不足で、パターン3のHDR-AS300がリニアPCMに非対応だと思い込んでいた

 →HDR-AS300はXAVC Sに変更することによって音声をリニアPCMに対応させることが可能の模様です。(説明書で確認)

対応するサンプルレートは不明ですが、16bit 48kHzとかなのかも?

 

・D7100 on HDR-MV1の欠点

カメラ on カメラをすると、HDR-MV1のマイク性能が良すぎて、

ミラー稼働音を顕著に拾ってしまいます。

手持ちの時にしか使えない非常手段と思えるくらい大きな音が入ります。

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●設置環境の改良

カメラ on カメラを行うとかなりD7100の音が入り込んでしまうので、

もう少し拾う音を小さくする(=D7100と離す)ことを目的に、ゴリラポッドを買いました。

 

 このゴリラポッド、ものすごく使い勝手が良いです。

三脚に絡みつかせてもよし、ガードレール/ポールに絡みつかせるもよし、

地面/岩場にフリーアングルで置いてもよしの万能性です。

耐荷重の範囲内なら特に動いてしまうような不安要素もなく、安心して固定可能です。

離れた位置にカメラをセットして、スマホからリモートで録画というパターンも可能。

 

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一眼でも手すりなどを用いて撮影する際、これを使うことでブレ軽減ができますので

耐荷重が大きいモデルを買ってもいいかも、というレベルで気に入っています。

 

HDR-MV1の使用感まとめ

撮ってみたものがこちら。

昨年秋に山陽本線セノハチで撮ったもの。

G+上に上げてみました。

https://plus.google.com/u/1/+makorota/posts/ibdzCvFpSPm

・想定はしてたけど、超広角。場所によってはちょっと広角すぎる場合も

・音声は◎。下手なスマホで撮影するよりよっぽどいい音。上記の通りレフ機が近すぎる場合、音を拾いすぎるきらいも。

・1980x1080/30pの動画は良くはない。が全く使えないというほど悪くもない。車両番号は読み取れる。

・サイドモニタは設置位置によっては見にくい

・録画状態をリアから確認しにくいのが☓。

TASCAMウインドスクリーンがカメラにかかる。

・デフォルト設定だと機関車の走行時の励磁音+風切音で録音レベルが飽和気味。

 録音レベルは要調整。

 

●結論

当初のカメラ on カメラは実現できませんでしたが、ゴリラポッドのおかげで

概ね満足できるシステムに仕上がったと思います。

欲を言えばHDR-AS300の動画フォーマット対応でX-Y/A-B方式切り替え可能なHDR-MV1後継機種が出てくれれば最高なのですが、この機種のリニューアルされなさっぷりを見る限り期待は薄そうです(笑)

 

おかしいなぁ。「鉄道撮影でカメラ2台とかキモいわー」とか言ってたのに

デフォルトが2台(以上)になりつつある。。。