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中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

指が軽い…こんな気持ちでシャッターを切れるなんて初めて… もう何も恐くない----!(Nikon D500購入記)

D7100のバッファロスに辟易すること3年弱。

発表時から狙っていたD500を購入しちゃいました!

Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ
 

 

APS-Cフラッグシップ、D5に次ぐ連写番長、D5の弟分など、いろんな呼び方をされています。

機器的にはD7200の後継ではなくD300の後継。操作系はD7000ではなくD800系、D5などの一桁フラッグシップに近い操作体系を持つ丸窓ファインダの機体。

D5との比較とかD7200との比較とか価格帯の近いD750との比較は

いろんなメディア・ブログでされているので割愛(ヲイ

D500 - 概要 | 一眼レフカメラ | ニコンイメージング

新製品レビュー:ニコンD500(実写編) - デジカメ Watch Watch

[PY] フォトヨドバシ Nikon D500 SHOOTING REPORT | photo.yodobashi.com |

 

 

●お買い上げ。

 

AF-S DX 16-80mm f/2.8-4E ED VRの性能が非常に良いのは知っていたのですが、

既にD7100を所有していることもあり、手元にはDXの16-85mmがあります。

そして標準ズーム、この1年で出番が一番低い※レンズだったため、キットではなく

ボディ単品をチョイス。

 

価格comでやっと最安が20万切ったところにキャッシュバックキャンペーン。

これは特攻するしかない。

www.nikon-image.com

 

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イヤッホォォォォウ!

関東在住ですが関西へ帰った際に梅田ヨドでゲット。梅ヨド is GOD。

※標準域はSIGMA 35㎜ f/1.4ArtかAF-S NIKKOR 50mm f/1.8で撮ることが多かったため

 

●使用感

・バッファ切れを起こさない(息切れしない)のは本当に最高。

・泣けてくるほど快適。

・AF-Cの食いつき◎。曇天+ロービジ塗装+SIGMAレンズという過酷な条件でAFの迷いナシ。

・連動レリーズ楽しい(後述)

・D7100には広角~標準レンズ、D500に望遠レンズの2台体制はレンズ付け替え回数が減って気軽に両方の画角を撮れる

・高感度はかなり頑張れる。ノイズは相変わらずISO1600あたりで出始めますが、D7100は3200が自分基準で使い物にならないのに対し、D500は6400までは許容範囲という印象。止まり物(静物)撮影なら1600でも全然いけます。

 

D7100でずっと悩みのタネだった、バッファ切れがまったく起きません。

20秒連写し続ければ理論上は起きますが、そこまでボタン押し続けることは稀なので、私の利用用途では実質無限連写です。

またXQDの書き込みも早く、撮影後1秒するかしないか位でアクセスランプが消灯。

巷で言われているLexarとの相性も手元では起きていません。

また、D7100との2台体制になったこともあり、広角⇔望遠の切り替えを

ボディごと変える方法でレンズ交換の手間を軽減。

非常にストレスフリーな撮影環境となりました。

 

・・・代償として、カメラバッグの重量が860g増えましたが。

まぁ重量は筋肉が解決してくれるのでいいです(筋肉万能論

 

 

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D500シェイクダウンとなった、2016/11/27の百里航空基地際にて:

(使用レンズ:SIGMA 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Sports)

 

●D7100との棲み分け

EXSPEED3とはいえD7100もよくできたカメラで、不満点は

・AF-C時の追従性

・バッファ切れ

・ISO1600以上のノイズ

程度です。なので、「低感度で、連写を必要としない静物撮影」には全く問題がありません。

むしろセンサの画素数はD7100のほうが上なので低感度時はD500に負けずとも劣らずです。

そのため、D7100は売却ではなくセカンドカメラとして装備。

航空祭では地上設備展示に、鉄撮りでは広角側の撮影にと活躍してもらう予定です。

 

●その他同時購入物

 XQDは当然最高速のモノを。そして64GBでは富士8耐等で足りなくなった経験があるので、128GBをチョイス。しかも2枚。これなら大丈夫だ。問題ない(フラグ

サブスロットのSDはD7100で使っていた東芝EXCERIA 32GBを挿しています。ほんとは↓のようなUHS-IIのものに変えたいですが、非常用なので原状購入予定はナシ。

 当然初XQDなので、リーダーもチョイス。

 

D7100と同じで保護ガラスもポイントで購入。

Nikon 液晶保護ガラス (D4S/D810/D750/Df対応) LPG-001
 

 

●連動レリーズという「沼」へ

さて、鉄道撮影ではお目当ての列車は1回しかシャッター撮影のチャンスはありません。

2台でズームした編成写真と、風景まで絡めた写真を撮るには手が4本必要になります。

makoroさんは阿修羅像や千手観音ではないので、

セカンダリカメラ(ここではD7100) を プライマリカメラ(D500)と間で

レリーズ連動する方向でいきたいと思います。

純正のワイヤレスリモコンに受信機を追加することで連動レリーズが実現できるため、

これも購入。

 

Nikon ワイヤレスリモートコントローラー WR-R10
 

 

WR-R10+WR-A10の組み合わせをD500の10ピンターミナルに、

WR-R10をD7100のアクセサリターミナルにつけてリモコンまで含めてペアリング。

D500のシャッター半押しでD7100もAFが動作し、そのまま押すことで連動して

シャッターが切れます。

D7100側ではファインダーが見られないため、基本は置きピンでの対応になりそうですね。

先述のバッファ問題があるため、望遠レンズ側をD500に、

広角をD7100にという組み合わせで利用する予定です。

このあたりのレビューはまた今度。

 

 ●まとめ

ちょっとAPS-C機としてはお高い(フルサイズ買える価格だし)ですが、

飛行機、鉄等の望遠がメインな世界にいる私にとっては結論としては買ってよかったです。

APS-C機の宿命である広角側の焦点距離も欲しいとは思っているので、

いつかフルサイズを買ったときにまた評価が変わってくるかもしれません。

画質最優先と考える撮影ではISO800より上げられないという制限は緩和できませんが、ノイズ多少出ても撮影速度を稼ぎたい等がある場合、ISO6400までは躊躇なく上げられるのがありがたい。

D7100で不満だった3点(ピント追従性・バッファ・高感度)は大幅に改善されたので、十年一昔ならぬ三年一昔。半導体技術の進化と同じような感じですね。

 

いろいろ撮るぞー!