マクロキーボード、想定していたより便利だったわ。
ということで、左手用キーボードとしても使えるマクロキーボードを購入したので俺的レビューです。
●買ったのはこちら
確か「前から気になっていて、安くなったから買ってみるか」くらいの気持ちで購入したような記憶がありますが、こんなものを購入しました。
このキーボードはキーボード自身がマクロキー設定を記憶するタイプなので
・常駐ソフトが不要(設定ソフト上から書き込んだらスタンドアロンで動作する)
・常駐ソフト不要のため別のPCに接続してもそのまま使える
・通常のHIDキーボードとしてPC上から見えるため、シンクライアント等でも使える
という特徴があります。
●着弾
同梱されているのはマニュアル、黒キーキャップ(テンキー刻印)、交換用白キャップ、キー引き抜き工具、USB A-Cケーブル、ゴム足です。
キーキャップに関しては、Cherryスイッチ互換であれば基本的に装着可能だと思います。
なお付属ケーブルからも分かる通り、本体はType-Cが搭載されています。
●使用感
メインのMajestouchの左側に配置。StreamDeckと加え、左手にマクロ系の操作を集中させました。
キー自体は青軸のため、カチカチと大きな音とともにクリック感があるタイプです。
キー自体のサイズは一般的なキーボードとそう変わらないため、特段押しにくい等はありません。本体サイズはW64mm x H68mmのため、割とコンパクト。
●設定方法
・基本編
Amazonページにもある通り、以下にマニュアルと設定ソフトウェアがあります。
ダウンロードしたあとは一応ウイルスチェックを行っておくと良いかも。
・マニュアル
https://product_manual.s3.us-east-1.amazonaws.com/MKYB%20Manual.docx
・設定ソフト
https://product_manual.s3.us-east-1.amazonaws.com/MYKB.zip
設定ソフトウェアは複数サイズのマクロキーボード共通のため、起動すると8x15のセルが表示されます。
この状態で左上の「接続」ボタンを押すと現在キーボードに設定されている設定内容を呼び出せます。
変更したいセルを選択し、下部に表示されているソフトキーから割り当てたいキーを選択、その後「キーボードに保存」を押すことで書き込まれます。
書き込まれたあとは、ソフトを終了しても問題ありません。
・応用編(マクロの設定)
複数のキーの組み合わせをワンボタンで実現するマクロについても設定できます。
マクロは複数キーの組み合わせ、拡張マクロはさらに遅延までを加えたキーの組み合わせを再現できます。
上記の設定はWindowsではおなじみ「切り取り」を再現するマクロです。
切り取りを行うのはCtrl+Xですが、これは分解すると「Ctrlをまず押し、押し続けたままXキーを押し、Ctrlキーを離す」という手順です。
キーの直接割当のようにソフトウェア上で選択したあと「キーを分割」ボタンを押すことにより、そのキーがdown/upに分割され、押したままの状態を再現することが可能です。
拡張マクロも設定手順は一緒です。
キーに遅延を設定できますが、これはキー入力の前に行われるようで、上記の画像の設定だと、
左Shiftを押す
↓
Rを押す(Shiftは押したまま)
↓
Shiftを離す
↓
1秒待つ
↓
左Shiftを押す
↓
カーソルキーの左を押す
↓
左Shiftを離す
のような設定になります。
また、キーマップは最大4つ(構成1,Fn,2,3)持つことが可能です。
しかし、構成を切り替えるためのキーを配置しなければならないことから9キーのキーボードではキー数の関係から設定しませんでした。
●最終的には
こんな感じの構成になりました。
マウスを握っているときにEnter/Del/カーソルキーを使いたいケースが割とあるので、それらのキーを入れています。
左手CtrlとDelはかなり便利で、ファイル移動を効率的にやりたい場合、マウスとDel/Enterが同時に押せるだけでも非常に便利です。
ただまぁ、見立てが甘くキーが少ないのが不満点。もうちょっとキー多いやつにすればよかったと後悔しています。