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中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

ノートPCにもデュアルディスプレイの選択肢を。(ASUS MB16ACR俺的レビュー)

 やはり複数モニタは便利です。

自宅はメインマシンでモニタ3枚ですが、仕事ではノートPC。

モニタが1枚しかなく、やはり作業環境的には不便です。

 

今回は主にノートPCに接続して利用するモニタ、通称”モバイルモニタ”である、ASUSのMB16ACRを手に入れたので俺的レビューです。

 

 

●ノートPCでも2枚めのモニタがほしい!

自宅では2枚以上のモニタを数年前から常用しているため、そのデスクトップの広さに慣れていると、やはり仕事環境でノートPCを使用したときには複数枚ディスプレイがほしいな、と思うことが多々あります。

 どうしても仕事柄、「資料を見ながらxxをする」系のお仕事のため、同時に表示したい。

これまではだましだまし使っていましたが、ちょっとしたお小遣いが入ったこともあり、せっかくなので調達することに。

 

●どうせ買うなら据え置きよりモバイルモニタのほうがほしい

24インチ級のクラスだと見やすいのはわかりきっているんですが、ノートPCとセットで利用することを考えるとモバイルモニタのほうが欲しい。

幸い勤務先は私物デバイスを利用した業務が認められており、昨年購入したSpectre X360とのセットがメインになります。

 

makoro.hatenablog.jp

  

●要件定義

 さて、Spectre X360とのセットでの利用が中心となるため、今回は以下のようなスペックで候補を探します。

・画面解像度はFHD以上は必須、WUXGAやWQXGAであるとなおよし

・画面サイズは13~15インチ級(ノートPCと同時に収納するためサイズ感が大きく変わらないこと)

・給電、映像信号をType-C(DP Alt)1本で伝送できるとなお良い

・Type-CポートでDP Alt入力ができない場合、USB接続ディスプレイとして動作できるとなお良い

 

 

●候補検討

15.6インチ、Type-Cは充電用の別ポートあり、HDMI装備。

 

 13.3インチ、HDMI装備、Type-Cは1本で給電・給電のみ別可能。

 

 15.6インチ、Type-Cは1本で給電、HDMI装備

 

 15.6インチ、Type-CはDP AltとUSBどちらもサポート

 

最終的にはMB16ACRを選定。今だとMB16ACRは値上がりしてしまっているので、

機能的に見劣りがなく価格もお手頃、同じASUSのこちらが良いかもしれません。

  

 

●着弾

 保護ダンボールに入って着弾。

・・・が、開けると「MB16A」との表記が。f:id:makoro2_0:20200311105423j:plain

 

外箱(保護ダンボール)にはちゃんとMB16ACRと表記されているのに謎です。

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しかし、開封し説明書を確認すると「MB16AC/MB16ACR/MB16ACM」との表記が。

かるくGoogle先生にお尋ねしたところ、地域ごとにモデル末尾が別れていて、筐体自体は同一モデルなのかもしれません。(MB16ACMでもamazonがヒットしますが、レビューが英語圏ものものしかない)

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付属品のトレイを取るとモニタ本体が出現します。

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筐体にあるラベル表記は「MB16ACR」。。。

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付属品はマグネットカバー、クイックスタートガイド、マニュアル、Type-C-Cケーブル、スタンド用ペン、Type-Aプラグ⇔Type-Cジャック変換アダプタでした。変換アダプタはType-Cの規格違反なので使わないのが吉ですね。(Tupe-Cジャックを備える変換アダプタは規格違反)

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ポートはType-Cのみとなります。他にポート等は一切なく、あとはボタンのみ。

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●使用感

・ディスプレイの画質、表面処理

 グレアパネルのため、黒は映えるし、コントラストも高いのですが。。。

お仕事で使うにはノングレアのほうがいいですね。どうしても気になるようなら反射防止フィルムを検討したいと思います。

画質的には可もなく不可もなく。IPSのため視野角が広く、斜めに置くことになるサブディスプレイには最適ですね。

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なお、久しぶりにドット抜けらしきものがありました。何年ぶりだろうか。。

目立たない位置なので、実用上は特に問題なしです。

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・携帯性

付属するカバーはそのまま液晶画面までも保護できるほか、画面側はフラップタイプになっており、そのまま展開すると後述の写真のようなスタンドとなります。

追加でスタンド等を調達しなくてもよい、かつカバーはかなり薄めのタイプなのでコンパクトに持ち運べるのでグッドですね。

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・Type-C DP Altでの接続

 DP Alt ModeをサポートするType-Cポートにつなぐと、DP接続の外部モニタとして認識されます。

Spectre X360に接続するとドライバ不要でさくっと画面が表示されます。

消費電力としては600mA程度。

なおGPD Pocket初代はDP Altをサポートしているにもかかわらず動きませんでした。

何故ならType-Cポートの給電能力が600mAも無いから。。。

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・USBでの接続

 DP Altをサポートしてない場合で、USBモニタとして接続する事が可能です。

こちらもポート出力が足りていない場合は利用できませんが、USBの場合セルフパワーハブを経由すれば、PC本体のUSB電流が足りない場合でも利用が可能です。

また別売のA-Cケーブルを利用すればType-Aポートへ接続も可能です。

付属の変換アダプタは利用してはいけません。

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なおドライバがPCにインストールされていない場合はディスプレイに以下のようなメッセージが表示されます。

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●まとめ

・ Type-C DP Altだけではなく、USBモニタとしても使える、接続はケーブル1本のみ

・USBポートの出力電流が低いと使えない

・DP Altだとドライバ不要

・グレア液晶のため動画を流すには良い、ビジネス用途だと反射が少し気になる

 

初めてモバイルモニタというものを買いましたが、持ち運びに優れてていいですね。

出先でモニタを2枚使いたいシーンも少ないですがゼロでないので(実家帰省時など)、そういう場合でも手軽に持ち運べるのが良いですね。

1点惜しいなと感じたのは、HDMI/D-subがないので、サーバの保守用モニタには使えないということですかね。。。

管理コンソール( KVM)があるとはいえ、モニタをつなぎたいシーンも0ではないので。。。