Think threshold

中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

カード型Suicaから既契約があるモバスイへの定期移行。(Android版モバイルSuicaの3日にわたる定期券お引越し記録)

特に裏技というわけではなく、日数が単にかかる方法ですが。

 

消費税増税と同タイミングで始まったJRのJRE POINT還元。

最大限にポイントをゲットするために、定期券をモバイルSuicaにお引越ししました。

今回は作業記録です。

 

 

●露骨に差がついている還元率

露骨にモバイルSuicaの還元率が高い(JR東も「モバイルSuicaを使ってほしい」と明言している)ため、

これまでは信頼性重視で定期券だけはカード型Suicaを利用していたのですが、

流石に差が無視できないので、定期をカードからモバイルへ変更することにしました。

www.jrepoint.jp

 

モバイルSuicaの場合:50円ごとに1ポイント

カードタイプのSuicaの場合:200円ごとに1ポイント

 

モバイルSuicaへの定期券情報移行には制限がある

定期券が更新されるまで待つ選択肢もありましたが、残期間がまだ4ヶ月もあるため

なんとかして情報をモバイルSuicaへ移行したいと思い調査。

すると以下の通り、「モバイルSuicaの新規登録のタイミングに限り移行可能」である模様。

www.jreast.co.jp

モバイルSuica新規登録時の一度に限り、お持ちのカードタイプのSuica定期券をモバイルSuicaに移行することができます。既に新規登録後又はご利用中のモバイルSuica(アカウント)への移行はできません

 

  • ・切替え操作を行うと、現在お使いのカードタイプのSuica定期券はすぐに使用できなくなります。また、Suicaグリーン券も利用できなくなりますのでご注意ください。
  • ・切替え操作をしたカードタイプのSuicaは、切替え翌日以降、JR東日本Suicaエリア内の駅の「みどりの窓口」で預り金(デポジット)500円を返金します。

むむ、既にモバイルSuicaガラケー時代からずっと移行移行で使っているのでそのままだと移動できません。

また、新規登録時に移行元のSuicaは機能が無効化されるようで、JR東の窓口で返す必要があるようです。

 

モバイルSuicaを退会してから再度登録すれば新規登録扱いになるのでは?と予測

今使っているモバイルSuicaへの移行は無理という事が判明したところで、

「なら解約→即再契約すればよいのでは?」との思いに至ります。

早速JR東のサイトを調べると以下の記載が。

www.jreast.co.jp

・退会後、再入会される場合は、以下の制限があります

  • 携帯情報端末からの退会の場合:退会完了の翌日以降 4:00~2:00
    (定期券をモバイルSuicaへ切替える場合は、5:00~0:50)
  • ・パソコンから退会の場合:退会完了の翌日 7:00以降

 

同一端末で退会処理後、翌日以降なら再登録できるようです。

・翌日以降の再登録は新規登録扱いになるのか

・新規登録扱いなのだとしたら、定期情報廃校できるのか

 

がどうも確定した情報がないため、公式の問い合わせに確認したところ

 

・翌日以降の再登録でも新規登録扱い

・再登録時に定期券情報を移行することは可能

モバイルSuica側にチャージされているSF(電子マネー)は返金(振り込み)も可能だが、使い切ってから退会すると手数料がかからないのでそちらのほうがオススメ

 

と情報をいただきました。

mobilesuica.okbiz.okwave.jp

 

 

●俺版:モバイルSuicaへの定期券移行フロー

これらの情報を照らし合わせて、モバイルSuicaへ利用中定期券を移行するフローは以下のような感じ。

 

●前提条件

・カードタイプのSuicaで定期券を利用している(&オートチャージ利用中)

VIEWカード保有

モバイルSuicaは契約済み(かつSF残高あり)

 

●フロー

1)利用中のモバイルSuicaのSF残高を使い切る

1円単位でチャージできるGoogle Payを活用して、残額がぴったり0になるように調整して使い切ります。

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2)定期券のオートチャージ設定を解除する

カード型Suicaは最終的に返却になるので、駅にあるVIEW ALTTEでオートチャージを念のために解除。

www.jreast.co.jp

 

3)モバイルSuicaを一度退会する

アプリ上の会員メニューより退会します。残額は使い切って0なので、当然払い戻し学等何もかも0。

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4)モバイルSuica退会の翌日、再度登録を実施、登録時にカードタイプSuicaの定期券情報を移行

退会の翌日5:00以降に再登録を実施します。

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端末内に旧データが残っているとエラーで登録できないため、いったんアプリ削除の上再インストールし初期登録を実施します。

なお、おそらくAndroid10のせいだと思いますが、権限処理がうまく処理できなかったため手動で電話と連絡先の権限を付与しました。

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登録時に定期の移行選択肢があるので、「切り替える」を選択します。

次の画面でカード型Suicaの番号の入力を促されますので、JEから始まるカード裏面の番号を入力します。

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定期区間内であれば、この切替完了直後であれば乗車は可能そうですね。

ただ、SFが一切使えないため、区間外乗越やグリーン乗車などは利用できません。
なお、登録するクレジットカードは年会費を無効にするため、手持ちのVIEWカードを登録しています。

また、定期券情報の詳細欄で表示される券番は、カード型Suicaの右上に印字されている番号と同一のため、発行情報を含めて引き継ぎになるようです。

 

5)更に翌日(退会から2日後)、カードタイプSuicaからのSF移行を実施

これでカードタイプSuicaの定期券情報、およびSFが両方移行できました

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6)MY JR EASTで新たに登録したモバイルSuicaIDを統合

基本的にmakoroさんはJRE系のサービスにログインする際、JR EAST IDを利用しているため、再度モバイルSuicaのIDをMY JR EASTサイトよりID連携します。

www.jreast.co.jp

7)JRE POINTサイトでカードタイプSuicaの情報削除、モバイルSuicaの情報更新を実施

一度退会して再登録している関係上、モバイルSuicaの番号が変更になるため、

改めてモバイルSuicaの番号をJRE POINTサイトへ登録します。

モバイルSuicaは1つしか登録できないため、既存の番号を削除してから再度登録を実施します 。

www.jrepoint.jp

 

8)定期券で利用していたカードタイプSuicaをJR東に返却、デポジット受け取り

移行を実施したカード型Suicaは完全に無効化される(利用ロックがかかり、乗車やチャージ処理等すべての操作が行えなくなる)ため、持っていても何も利用価値がないため返却してデポジット500円を回収します。

みどりの窓口モバイルSuicaへ移行済みであることを話し、返却用書類にサインしてさくっと返却。なお、返却時には身分証の提示が必要です。

www.jreast.co.jp

 

9)Google Pay上で再度Suicaを有効化

一旦退会処理を行ったため、Google Pay上でもSuicaの登録処理が消えてしまいます。

Google Pay上で再度「支払い」タブからSuicaの登録処理を実施しておきます。

これでGoogle Pay側からチャージできるようになるため、登録したSuica以外のクレジットカードからチャージができるようになります。

 

10)予定:2020/2/26以降に変更となるモバイルSuica年会費無料化に合わせ、登録クレジットカードをメインカードへ変更

 2020/2/26に登録するクレジットカードがVIEWカード以外の場合でも年会費が無料になるため、この時点で登録カードをメインカードに変更し、オートチャージを設定する予定です。

www.jreast.co.jp

 

 ●まとめ

モバイルSuicaは利用中の場合、定期券を移行できない

・退会後の再登録は日をまたぐ必要がある

・SF移行まで含めると、新規の場合2日、退会→再登録の場合は3日必要になる

と、処理自体は難しいことをやっているわけでは無いんですが、ただただ日数がかかる感じになっています。

もともと信頼性重視でカード型Suicaを定期に使用していたこともあり、モバイルSuicaのほんの僅かな時間の反応遅れが気になる今日このごろ。

バックグラウンド時にプロセスが落ちないようにして多少は改善しましたが、カード側のほうがやはり優秀という印象は拭えません。

慣れることを期待しつつ、我慢して使うこととします(笑)