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中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

GPD Pocketをキレイにする(OS再インストールと各種設定の備忘録)

さて、旅行に仕事※にと活躍しているGPD Pocket。

今回はカスタマイズ編です。 

 

 ※makoroさんの職場は私物PC+VDIが規定上許されているので、私物PCで仕事をしています。GPD Pocketは出張時や勤務地以外の場所で仕事をするときに活躍。

 

 

 

 

●OSをWin10 Pro化

手持ちのキーも余裕があったので、クリーンインストールを兼ねてPro化します。

・まずは準備

1)回復ドライブの作成

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4026852/windows-create-a-recovery-drive

まずは回復ドライブの作成。私の手元だと8時間くらいかかった記憶。

電源繋いでスリープしない設定にして、本体にファンで風当てながら放置して就寝。

朝起きたら出来上がってました。

USBメモリは8GB以上だったらOKみたいなので、以下を利用。

 

 

2)ドライバ類のフルバックアップ・公式イメージの取得

 Double Driverを使ってドライバ類をフルバックアップ。

「Double Driver」OSにインストール済みのドライバーを一括バックアップ・復元 - 窓の杜ライブラリ

 

バックアップは

Backup→Scan Current System→Select All→Backup Now

OutpotはCompressed Folderを選択し、Zipファイルとして固めてBackup。

 

併せて公式からGPD Pocketのリカバリイメージとドライバを念のため取得。

基本は手持ちのツールを使ってバックアップしたのを使うと思いますが、保険に。

 

3)USBインストールイメージの作成

回復ドライブとは別のUSBメモリ(16GB以上)を用意し、

以下のMSサイトからMediaCreationToolを使ってインストール用USBイメージを作成。

Windows 10 のダウンロード

 USBインストールイメージは1時間ちょいで作成完了。

 

 4)OSインストール

GPD WINの手順を参考にしながら実施。

・USBでの起動

USBメモリを挿した後、設定→更新とセキュリティ→回復→今すぐ再起動する→デバイスの使用→UEFI:Removable Device

このあと端末が再起動し、OSのインストーラが起動します。

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GPD Pocketは「1920x1080のフルHD液晶」ではなく、

「1080x1920ポートレートフルHD液晶を横に搭載」しているため、

画面方向の制御が効かない場合は縦画面になります。

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またインストール中の給電は、当然OSの制御が効かないため小さめ。

念のため満充電+電源接続しっぱなしが良いかと思います。

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インストール直後の状態。当然不明なデバイスだらけです。

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・ドライバ書き戻し

Double Driverを使ってバックアップしたドライバを書き戻します。

Restore→Locate Backupでzipを指定→Restore Now

Windows標準で持っているシステムデバイスはデフォルトでチェックが外れていたため、復元するドライバはデフォルトで選択されているもので問題ありませんでした。

 

なお、OSインストール直後はType-CポートがUSB PDとしても、3.0としても使えません。ドライバ書き戻し後にPDと3.0として動くようになりました。

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めでたくWin10 Proに。手持ちのキーでライセンス認証を通す。

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 このあと、Intel HD GraphicsのドライバだけはIntelのユーティリティ使って

最新版に更新しておきました。

ディスプレイドライバ更新の度に画面の向きがリセットされるため、

横向き設定が割と面倒くさいデス。

 

WiFiアダプタのJPパッチを適用

公式より配布されているGPD Pocket/Win用のWiFi-JPパッチを適用。

パッチ内にあるbatファイルを管理者権限で実行後、再起動するだけです。

この後、2.4GHz/5GHz双方で無線LAN接続ができることを確認。

 

 

●カスタマイズ

さて、OSのクリーン化も終わったので更に使い勝手を良くするためにカスタマイズ。

・MicroHDMIの活用

Type-C経由だと不安定なこと、常用のJ5 CreateのHubがHDMI等何も着いていないため

以下のMicroHDMI→HDMI/VGA変換をチョイス。問題なく使えております。

 

 

・液晶保護フィルム

私に配送されてきたGPD Pocketはフィルムもイヤホンもついてきていないものだったため、フィルムをチョイス。

お仕事にも使うので反射防止タイプを。

 なお、これをポチッとしてからガラスフィルムが出たので、

次に張り替えるときはガラスフィルムに手を出すかもしれません。

今のところは反射防止タイプで満足しています。

 

・KBカスタマイズ

AutoHotkeyで以下を設定。

AutoHotkey

 

-CapsLock無効化

-右Altを全角/半角キー化

-BS/Del入れ替え

スクリプトととしてはこんな感じですかね。

;CapsLock disable
SetCapsLockState, AlwaysOff

;Right Alt to IME
RAlt::vkF3sc029

;Del and BS change
Del::BS
BS::Del

 

 

・マウスカスタマイズ

最初はAutoHotKeyで頑張ろうとしてたんですが、非常にナイスなアプリを発見。

(受け売りの受け売り的な状態ですが)

b00t's noteb00k!: GPD PocketにはW10Wheel.NETがオススメ(受け売り)

Releases · ykon/w10wheel.net · GitHub

 えー、w10wheel.net、控えめに言ってGPD Pocketと相性抜群。

私はapplicationキーをスクロールボタンに割り当てて使ってます。

位置的に押しにくいと思うかもしれませんが、意外と押せます。

 

・その他

GPD Pocketの電源プランに隠しメニューを表示させてプロセッサ管理を可能にしよう : 魔王の引き出し

今のところ困ってないのでいじっては居ませんが、CPU管理もできるようです。

必要になったら弄りましょう。

 

・バッテリの充電関連

色々と謎な仕様なGPD Pocketのバッテリ。どうやら過充電はされない模様ですが

まぁ100%超えてFULL CHARGE CAPACITY>DESIGN CAPACITYとなるのは気持ち悪い。

ということで以下のツールをインストール。

 

BatteryBar: Windowsでタスクバーにバッテリーの残り時間表示

100%超えたらケーブルを抜く運用にしています。

 

 

●各種ソフトインストール

あとはお好みのソフトをインストールするだけ。

また、GoogleDriveやOneDriveだと容量が足りないので、Surfaceと同様OwnCloudでドキュメント系フォルダも自鯖に自動同期するように設定。

 

あとは趣味のツールやVDIアクセス用のアプリケーション等を入れて完成。

 

●まとめ

・回復ドライブ作成は必須

・インストールは縦画面なので注意

・Double Driverでドライバ類は一括バックアップ→書き戻しで大丈夫だった

・w10wheel.netは控えめに言ってGPD Pocketと相性抜群だった