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中の人のIYHにいたる顛末と購入レビュー。ときどき自宅システム構築備忘録。

連動レリーズ最高ゥゥゥゥゥゥゥゥ!(D500+D7100を連動させて鉄撮影する)

D500を購入してはや半年、飛行機と鉄を何回か撮りました。

突然ですが、この2枚の写真、どうやって撮影したと思いますか?

 

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(AF-S Nikkor 50mm f/1.8G+D7100)

 

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(AF-S NIKKOR 70-200 f/4G ED VR+D500)

同じ日、同じ列車、同じ撮影ポイント、同じタイミングでレンズとボディが違います。*1

飛行機でもそうですが、特別塗装、特別編成、貨物等の機材、列車は

運用がわからないことも多く、

1日では1,2回しかシャッター撮影のチャンスはありません。

長距離特急列車(カシオペアや新幹線)だと長時間停車でもない限り

タイミングは1回です。

 

可能であればズームした編成(機体)写真と、風景まで絡めた写真を撮りたい。

しかしそれにはカメラが2台、カメラを持つ手が4本必要になります。

 

これを今回、かがくのちからってすげー!ソリューションで解決します。

 

 

●いざ沼へ。リモコン購入

さて、カメラを2台持てばよいことはわかりましたが、

makoroさんは阿修羅像や千手観音ではないので、

セカンダリカメラ(ここではD7100) を プライマリカメラ(D500)とを

レリーズ連動する方向でいきたいと思います。

純正のワイヤレスリモコンに受信機を追加することで連動レリーズが実現できるため、

これも購入。

 

Nikon ワイヤレスリモートコントローラー WR-R10
 

 

●使い方

WR-R10+WR-A10の組み合わせをD500の10ピンターミナルに、

WR-R10をD7100のアクセサリターミナルにつけてリモコンまで含めて3点でペアリング。

D500のシャッター半押しでD7100もAFが動作し、

そのまま押すことで連動してシャッターが切れます。

連写、露出等の設定は個々のボディ側で設定した値となります。

 

ポイントとしては「ペアリングしていても、CHが別の場合は連動しない」ことです。この特性を後述する撮影で使用します。

 

レシーバー間は10m程度なら問題なく電波が届きます(屋外、見通しあり)ので、

スレーブカメラを別の位置に置いて、2つの方向から撮影する、なんてことも可能。

 

D7100側ではファインダーが見られないため、露出、WB等事前に決め打ち、

基本は置きピンでの対応が多くなります。(C-AFで追尾させてもよいかも)

 

私の環境ではバッファ問題(D7100がバッファ切れを起こしやすい)があるため、

望遠レンズ側をD500に、広角をD7100にという組み合わせで利用します。

 

サブは当然固定前提になるので、ゴリラポッドや三脚を活用します。

冒頭の写真はこんな感じで撮影をしていました。(D500は手持ち)

 

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●実際の撮影手順

・シャッターチャンスが1度しかない場合

1)D7100を三脚やゴリラポッド等を用いて何かに固定する

2)D7100の構図、露出、SS、絞り、ISO、フォーカス等を決め打ちして試写

3)D500側でも撮影設定を行う

4)D7100側のWR-R10のchを15に設定する

5)D500側のchを15に設定する

6)撮影

 

・望遠側で2つの構図を切り替える場合

1)D7100を三脚やゴリラポッド等を用いて何かに固定する

2)D7100の構図、露出、SS、絞り、ISO、フォーカス等を決め打ちして試写

3)D500側でも撮影設定を行う

4)D7100側のWR-R10のchを15、もしくは5に設定する

5)D500側のchを10に設定する

6)D500で連動させたいタイミングでch15、もしくは5の連動チャネルへ切り替える

7)撮影

 

連動する/しないをD500側に装着されているコントローラのチャネル変更だけで行うことにより、

ズーム側の車両撮影を複数構図で行うことも出来ます。

 

●妄想

・仕様上は10台までいけるようで、3台のカメラ(A,B,C、Aがマスターカメラ)を用いて

A-Bで同時撮影、その後A-Cで同時撮影なんてことも可能?

A地点から望遠で、B地点からは広角で、なんて方法も。

妄想が捗りますね。

 

 

●まとめ

マスターカメラのファインダー内でスレーブカメラ の合焦ポイントを

覚えておかないといけないのが大変ですが、画を複数作れるのは便利です。

ワイヤレスであること、チャンネルの運用次第で複数パターンの撮影方式を作れるため

その可能性は無限大です。

レシーバー2つ+10ピンターミナルアダプタで1万を超えてしまいますが、

レリーズをワイヤレス、かつ連動できるのなら非常によいかなと思います。

 

 

 

 

 

 

*1:2017/1/10 93レ梅田(信)-福島