最近大型マウス少なくなってきましたよね(挨拶)
大型マウスはゲーミング向けか高級機しかなくて、そうポンポン買うわけにもいかず
なかなかリニューアルできない大型マウス好きです。
マウスは指先だけでなく、手のひら全体で包んで使いたい人です。
自宅ではM950、会社ではMX1100(自宅のお下がり)を愛用していますが
会社で使っているMX1100の左クリックがチャタリングを起こしていて
どうにもならないレベルにまで酷くなってしまったので、根本解決した記録です。
自宅で使ってるのはM950。これもでかくて手になじむので好きです
LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 10ボタン? M950
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●MX1100チャタリングの歴史
1)シングルクリックがダブルクリック判定されるようになる
2)シングルクリックがトリプルクリック判定されるようになる(ここら辺で半ギレ)
3)シングルクリックがシングル・ダブル・トリプルクリックにランダムで判定されるようになる(窓から投げ捨てるレベル)
窓から投げ捨てるのを我慢して、
分解+キースイッチを交換してMX1100を延命させた記録です。
用意するもの
●パーツ
・キースイッチ OMRON D2F-01F (マルツパーツ館で購入)
●工具
・はんだこて
・はんだ
・はんだ吸い取り器
・星型ドライバー(サイズは詳しくないですが、↓のような奴の中から合うのをチョイス)
ルートアール 精密ドライバーセット(30種) PCDS-30
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●参考サイト
http://bucci.bp7.org/archives/4431
http://okujo-circle.cocolog-nifty.com/mankenshibunken/2008/09/mx1100-60d3.html
●手順
1)まず本体をくぱぁ分解して、基盤を露出させます。
指先側ソール裏(2箇所)、手首側ソール裏、電池ボックスシール裏の
計4箇所のねじを外すと本体上部が外れます。
親指ボタンのフラットケーブルがつながっているので、ゆっくり根元を持って引き抜きます。
2)ホイールユニットの取り外し
ホイールユニットを取り外すには、クリック/フリースピン切り替えボタンがある場所
(筐体中央側)に黒いプラスチックのピンがあるので、それをピンセット等で回してから
引き抜きます。
プラパーツはなくさないようにしましょう。
同時に、ホイールクリックを担当するスイッチの両側に、非常に小さいスプリングが配置されています。
これもなくさないように注意します。
3)クリック基盤の取り外し
ホイールが外れたら、左右クリック/ホイールクリックのキースイッチが配置されている基盤を取り外します。
ねじ4本とフラットケーブルを取り外すと、基盤だけを外すことが可能です。
このフラットケーブルは、白いパーツだけをメイン基盤側にスライドさせると
外すことができるようになります。
4)キースイッチ交換
はんだこてを使って半田を溶かし、吸い取り器で除去を繰りかえし、
古いキースイッチを取り外します。
最初にはんだをいくらか足してやって、そのあと吸い取ると作業が早いと思います。
私ははんだこて、これを超愛用してます。
普段は15Wで電子基盤工作にも使え、スイッチを押すと90Wになるため
回路修理のために半田を溶かさないといけない場合にも作業性が◎です。
はんだ吸取り器はこれを使っています。
↓キースイッチ取り外し後の状態
↓新しいキースイッチを取り付け後の状態
5)そして元の位置に戻す(CV:ウメス)
あとは分解手順の逆で元に戻すだけです。
クリック基盤取り付け、配線
↓
マウスホイール取り付け(スプリング忘れずに)
↓
親指基盤からのフラットケーブル配線、ガワを元に戻してねじ止め
↓ホイールを取り付けた時点での状態
左右でスイッチの形状が違うのがわかるかと思います。
以上で終了です。
・・・これであと3年は戦える(確信